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消費財でポン

 たたき台。竹内桜「特命高校生」 1998年ころ、白泉社の関係で連載。
 TRPG 「特命!転攻生」のネタ元a。

 千年くらゐ、妖怪退治を担当する根宜様らしい一族、茗荷薫(兄)&茗荷千春(妹)のコンビが、若いので障りのある学校へ転校したりしてソレを祓ふ。
彼らとは別に、文部省(1998年から1999年まで掲載)管理局管理特科といふのがある。さういふわけで学校が超自然の物の蟠る所なので、さういふ関係の担当の人がゐる。なんか先生として赴任するらしい。マリシ天の法とかを操るらしい。

 式神として、「角大師」が出る。別に祝(はふり)様関係とか巫女はんが豆大師(角大師と並ぶ比叡山の関係)の方でも、別に使ってもいいと思ふ。それを使ふ能力のある、妹は「呪符印法呪言」を用ひるさうなので、さういふ体系らしい。

 対するおにぃたんは、激情すると額に梵字が出る。この現象について「アヤッコ」と説明される。通常、アヤツコ(AYATSUKO)は×模様かそんな関係(「犬」など)を、自然にでなくて人為的に描く(当たり前だ)儀礼である。死者へ書く爽(おっぱいをモチーフにしたもの つまり女性用)とかも要検討。根性で行く言訳、なんぞ火事場の莫迦力を引き出してどうのの言訳に関する資料に「キン肉マン」でなくて「ドラゴンボール」が出る筈。

 バトル物として見た場合、呪符印法呪言を用ひる妹篇十年くらゐと根性で行く兄篇十年くらゐにすればいいと思ふが、うー。

 高校生から二十五、六歳辺りまでの人は、何かすさまじいエネルギーを持ってゐると言ふのが世界の定説である。参照する。

お馬さんが出てくるが、あー、マザーグースによる「ヒッカモア ハッカモア ドアのところに留まった 誰よりも長く誰よりも強い」とかに出てくるハッカモア(Hackamore)は、馬の尾毛で作った紐で、馬を構ふ際に用ひるもの(WIKIPEDIAによれば、馬の顔につけるもの)であるさうであるが、捜神記(諸星大二郎 あと夢枕獏大先生のネタ本)によれば、お馬さんとお蚕さんは房宿からのアストラルフォースを得て動く生き物ださうである。
作品に出てくるお猿は、デモーニッシュなものだけ体系であるが、まぁ諸星大二郎「西遊記妖猿伝」もさうなんだけど、太陽からのアストラルフォースをアレする聖なる生き物でもある。日吉はひええでもいいさうで、なので日吉神社のこっちのお寺が比叡山ださうである。

 牛の頭蓋骨関係があったが、牛の屠畜儀礼がデフォルトで入った儒教の儀礼が来日したと筒井功先生は主張してゐる(しかも雨乞ひ!として 皮革職人、屠畜差別をする国で恐らく雨乞いから発生した儒教のトラッドな形が細々と復活する!)のだが、一応ニコライ・ネフスキーによれば血液信仰みたいなのが秋津島にあったらしい上、少なくとも皮革職人関係のナニ(HATENAでは書けたけど某ウェブサイトではだめだった あのeuskadi ta askatasunaの略称の方なんだけど)は、イチコ、イタコ系、等のシャーマン的な、タームのバリエーションらしい。さういふわけで陰陽師もその一種と言はれてゐた。ああ、「エテ公」もシャーマン的なものとしてのいきものを指す語らしい(筒井功説)。はうはう。

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