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中華関係

支那を舞台にした場合、の文字の関係。指摘しても、違和感が不在な点。真似するとツッコミかまされる多分。やるんならなんかの言訳をせねばならぬ。

 「後宮小説」酒見賢一 何回読んだか知らんけど、でも「大賞受賞の作品はアニメ化します!」(子供向けがデフォルト)といふ賞に出した作品でだ、“実技”の先生が逸物一本でのし上がる際、先帝の后をひぃひぃ言はす、シーンが(劇中資料の引用と言ふ形でお妃さまの「あぁんいくいく」表現だけが描かれる)ある。うーん。体の格処を表す宮中用語を体のめりはりがはっきりしてるおねいさんへ書くシーンで
「は、早く書きなさいよ!」
「だって動くから書けないじゃない!ほら股開いてよ!えー太腿は」
「いやぁ!」
はアニメ化されたら巨乳萌の啓蒙(作品そのものは、東洋でさんざんセックスアピールの対象として乳房がない旨が百万回喧伝されるにも関らず)、とかになったんだらうなぁ(アニメ版ではカット)とか。その美形のおねいさんセシャーミンは良いのだが、ヒロインの銀河も先生である菊凶もよいのだが、角先生は中国ではマジで本当にかう書くんだと知った時の衝撃!、亥野(いの)とか真野(まの)とか言ふおっさん(両方ちんぽ切除済)が。舞台は素乾と呼ばれる国で、漢文がデフォルトらしいのだが。まあ後、その宮中用語の体を指す表現は、「えん」「えつ」等ひらがな表記。酒見先生はその後、『童貞(漢字の成立以前の支那の話で、蛇足としてその、後に表記される漢字をつける以外は名詞がカタカナ表記)』『陋巷に在り(白川静文字学をネタ本にBC4~5世紀の文字を表現)』など、文字に関する作品を描く。

「封仙娘娘追宝録」ろくごまるに のヒロイン和穂がカスイではなくカズホと訓読である件。

 「武林クロスロード」 深見真 名称がカタカナ表記。なんぞ騎馬民族が暴政を強いてゐる世界で、仙人のおねいさんが暴れ回る。エロ描写がすさまじい。

 てふか支那といふネタそのものが、あー、D=ディクソン『フューチャー・イズ・ワイルド』で一億年後の東アジアは平均標高が一万メートルとなるさうであるが、小説家ワナビーの人的にはこれは現在。

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