ワヤン・クリ。の上層部 資料「ワヤン人形図鑑」松本亮
絶対者サン・ヤン・トゥンガルが三人ばかり息子をひる。一応三柱っつうか三人で宇宙の経営をさせてゐたが、アクシデントがあったので長男次男が下界に降り立ち、あほな三男が頑張る。
兄スマルとトゴグの二人は、…善者と悪者の脇でコメディリリーフをやる。天上界へはたまにしか上がらない。
三男グル。まず「シヴァをDISる」意図的な劣化コピーとして身体的特徴が評はれる。騎乗用の魔道牛ルムブ・アンディニ(空も飛べる)について、「イエス・キリストを嘲笑したために本人が歩けないから」と説明されるなど。さらに大戦争バラトユド(バーラタ・ユッダ。バーラタの戦ひ)は、原因その他が「だいたいこいつのせい」と説明される。
ヴィシュヌらしいウィスヌは息子さんで登場。何とか言ふ最強のラクササと、転生に次ぐ転生を繰り返し、一応戦ひ続ける。基本はラクササがウィスヌの奥さんの魂が入ったリア充なおねいさんに惚れる~振られる~ウィスヌが出てきてどうの~の繰り返し。
グルがどこぞで単為生殖によりラクササを生んでゐる。その息子さんとお父さんの仲はいいらしい。
グルの息子デウォスラニ。アホ。カトリックの関係らしい。
いろいろアレな、三番目の義兄ナロド、がゐる。「鬼灯の冷徹」の閻魔大王と鬼灯を連想しておけばだいたいあってる。ただ、基本造形がまるい。てふか、トゴグ、スマルの両兄者も、異様な姿をしてゐる。ちなみに補佐官殿はたまに天国へ赴くが、グルの嫁(人間で、天界へ攻めて行ってボコられて嫁ぐことになり、旦那の方が悪いと思ふけど地獄へ落ちる)が、地獄から天界へよくいろいろ言ひに来る。