久しぶりの近況ノートになります。
今頃で遅くなりましたが、カクヨムコン投稿された皆さん、お疲れ様でした。
オレ様も第9回カクヨムコンに拙作「私が勝ったら好きだと言って! 恋懸け少女のサイバータンクバトル!」を投稿し、今回初めて「締め切りまでに完結させる」という快挙を成し遂げました!
当たり前のことかも知れませんが遅筆なワナビのオレ様には、信じられない大快挙なのです。
まだお読みでない方は是非読んで下さい!面白いから!オンラインバトルタンクの世界のガールミーツボーイを主人公の少女ナツメグと一緒に駆け抜けていって下さい。
面白かったら是非応援やご評価をお願いいたします!ひらに~ひらに~
「私が勝ったら好きだと言って!恋懸け少女のサイバータンクバトル!」
https://kakuyomu.jp/works/1177354055472866711
ちなみに前回は「リア充ども許さん!と叫んだ厨二病男は恋する美少女と級友達に結婚まで追い込まれる」を応募し、これまた締め切りギリギリ前にレギュレーションの10万字をクリアするという綱渡り。
流行のラブコメものでの挑戦でしたが、モテるイケメンが主人公の話など書きたくもなかったので「モテないのでモテる奴を悪とホザく男が、一途に恋慕う少女に押しまくられ幸せになる」というお話でした。
たくさんのPVや評価ももらい、読者選考も通過、これはもしや…!と思ったものの結果はまたもや落選。これはさすがのオレ様も落胆し「結局ただのイチャイチャものしか拾われねえのかよ、ケッ!くだらねぇ!」と不貞腐れてしまいました。
いや、色々と考えて書いたのです。ただのラブコメでホレたハレただけの話にはしたくなったので、学級裁判で吊るし上げなんかやったり、カレカノいる軍vsモテない軍のバトルロイヤル大乱闘をやったりと笑いを取る一方、ヒロインの哀しい生い立ちや一途な純愛の理由で涙を誘ったり、バーチャル彼女でさえライバルを許さない修羅場あり、カードバトル対決あり、と様々な見せ場を作ったのですが…
嘆くオレ様へ言われた「かじぃさんの書くラブコメは古いんだよ」というのがもっとも正鵠を射てたように思えます。
さて、その前は健気な底辺魔法少女の恋物語、その前は異世界の弱者を戦車で救った少年の英雄譚なんか書きましたが、流行の異世界もの、ラブコメを書いてもダメなので「ワイはもう何を書いたらええんや。何書いてももうアカンのか」と嘆き、もうラノベは諦めようと考えました。
そんな中で「どうせダメならラノベを書く最後として自分の好きなものを書こう」と思ったのが今回の作品になります。
色々と描きたいポイントがありました。
・主人公は漢気のある女の子。だけどガサツではなく、まだ本当の恋を知らないだけで真っ直ぐで爽やかな気性の持ち主であること。それゆえに出逢った少年が惹かれてゆくこと
・流行のVtuberや動画をストーリーを盛り上げる演出にすること
・戦車が登場するけど戦車やバトルが主体ではないこと。あくまでキャラクターの喜怒哀楽を描くのが主軸であること
・主人公と想い人をクライマックスで敵対させること。「主人公の女の子が泣きながら好きな人と戦う」というドラマチックな展開までのシークエンスであること
そして、僕の大嫌いなプロ作家の「彼女」がその昔このカクヨムからデビューした作品…僕が彼女と因縁を持つ前に何度もその本を読み直し、こんなのをオレ様も書きたいなぁ…とため息をついたラストシーンを僕なりの意趣返しで描きました。人を見下すのが当然のような人格ゆえに、名前を聞くだけで吐きそうなくらい憎み嫌っている「彼女」ですが、爽やかな青春ものの物語の結末だったのです。彼女が誰なのか、なんてタイトルか……分かる人には分かっちゃうかな(笑)
さて、今回のカクヨムコン応募は流行ものではないからと覚悟はしていましたが、PVも評価も前作よりやはり随分厳しいものでした。
それでも不人気カテゴリーの小説としては評価もPVも凄い大健闘です!「面白かった!」という声を幾つもいただき感激でした。かじぃさんプロ作家になれる力はちゃんとあるじゃん!書けてるじゃん!という声には涙が出そうなほどでした。
それに締め切り当日「間に合いました!やり遂げました!…完結しました!」というオレ様の報告ツィートには、まるでデビューが決まったみたいに「やったな!」「おめでとう!」の声やイイネ!が溢れ、半泣きするほど感動しました。
僕は本当にたくさんの人に支えられ、励まされ、叱られ、慰められてきたんだなぁ…と思います。「小説を書く者は孤独を友としなければならない」という格言をどこかで聞いたことがありますが、僕はここまで本当にたくさんの人に育てていただいたのだと思います。
本当にありがとうございます。
これからも望まれるなら、ここで小説を書きますので、どうか読んでお心のささやかな慰めにされて下さい。
次回作は既に決めていますが、もうこんなライトノベルを書くことはないと思います。
出版需要に沿わぬと拾われないなら、諦めて、新しい道を探さねば…
でも、出来たらゲームの中で生まれたこの小さな物語をもっと多くの人に知られ、読んでもらいたい。今度こそ陽の目が当たって欲しい…そんな希望を捨てきれずにいます。
皆さん、どうかよろしくお願いいたします。