異世界カナンには四大元素、すなわち火水風土を各々司る四体からなる四大元素龍が存在し、広く認知されている。しかし元素龍にはさらに二体認知度が低い龍がおり、正確には六体存在する。
人間をはじめ魔力の扱いが不得手な種族は四元素論を支持しており、それに合わせて魔法理論や元素龍の定義が行われているが、天人種などの魔法の扱いに精通した種族にとっては四元素に加えて第五元素エーテル(励起状態の魔力)と第六元素アストラル(神界を形作る構成元素であり、魂の構成元素)を加えた六元素論と、それに基づく理論がより正確な理論として認知されている。
六体の元素龍に認知度の差があるのは、多数派の種族が第五および第六元素を認知していない事に起因している。
以下に六体の元素龍を示す。
第一元素龍(火・プラズマ)
憤怒の赤龍(魔界の七大公の一柱・悪魔王サタンが怒り狂った姿)
第二元素龍(風・気体)
大龍バハムート(完璧なる獣ベヒーモスのドレイク形態)
第三元素龍(水・液体)
海龍リヴァイアサン(魔界の七大公の一柱・嫉妬のレヴィアタンのワイアーム形態)
第四元素龍(土・固体)
大地龍アルマティックドラゴン(大地の女神アールマティの別名)
第五元素龍(暗黒・エーテル)
天空龍クロマティックドラゴン(星の女神クローマティ、アールマティの姉)
第六元素龍(星辰・アストラル)
死者の魂が辿り着いて転生を待つ魂の廻る場所・サンサーラの守護龍アストラルナーガ(生命の女神アニマの龍神形態)