小鳩子鈴

葬儀の司会をしている「私」に、次々に襲いかかる笑いネタの数々。最後まで無事やり通せるのか？ このお話は実際に起こった出来事を一日にまとめた、フィクションです。

　鈴木麻衣は『闇の慟哭』という現代サイキックホラー小説の最新刊を買ったその日、エレベータで謎の物体に襲われる。気が付くと、田中舞という人間の中に入っていた。田中舞は、『闇の慟哭』…

絵師である新三郎は、真新しい墓石に、逢瀬をかさね、むつみあっている女性の名をみつけて、立ちすくむ。 そこに現れた山伏に死相が出ていると言われて……。 牡丹灯篭をベースにした化け…

ちりちりパーマで虎柄の服をこよなく愛する大阪のおばちゃん代表、鈴木小百合はある日、目の前でトラックに跳ねられそうになった小学生を助けようとして、代わりに死亡してしまう。 　しか…

猫が見つめる、ある夏の日のおばあちゃん。 ©2018 enaga

わたしが神経症でずっと悩み続けている時に、嫁は苦しみながらも私を支えてくれた。 天然で変わっている、少々サイキックでもある。 そんな嫁の明るさで、なんとか乗り切ってきたこの結婚…

俺の家には、一体の日本人形がある。何故かそいつは人形のくせに、どんどん髪がのびるんだ。

「そのトンネルでは、夜な夜な、女のすすり泣く声が聞こえる」 　夏合宿最後の夕べに「オバケトンネル」と呼ばれる心霊スポットで行われる肝試し。そのトンネルを抜けた後、少年少女たちは…

「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コンテスト 」参加作品 　どうか皆様も愛しい人との別れを、最期のその一秒まで大切にできますように。

　封魔を生業とする晃志郎は、なじみの口入屋で鳩屋の娘から依頼を受ける。事件のカギは、「夢鳥」という謎の絵師。封魔奉行の娘、沙夜、その兄、龍之介とともに、晃志郎はしだいに事件にまき…

町の雑貨屋＜ハイプノース＞の店主である＜あなた＞と、ちょっと変わったお客さま。 からっぽのかごに詰めたいものは……。

夜を統べる貴神・月読は、姉である太陽神・天照大御神の目を盗んで、保食神と恋仲にあった。身を削ってでも新しい作物を献上するよう保食神にせまる天照大御神に、月読は反旗を翻す。 日本神…

神出鬼没な桃源堂。 ここにたどり着く人たちには、並々ならぬ事情がある。

満員電車にまつわる4つのショートショートです。 ※noteというアプリにも載せてます。

1年間1エピソードの超短編。 6話完結。 小学生の私のリアル。 箸休めに読んでください。 馬鹿は死ななきゃ治らない。 死んで治ればよい方なのかもしれない。