ローファンタジーとハイファンタジーの明確な違いというのをご存じですか?
私はほんの最近まで、読んでいて難しくないのがローファンタジー、大人向けの難しい用語を使ったものがハイファンタジーだと思っていました。まあ言ってしまえば、ローファンタジーとハイファンタジーと違いを知らなくても、別段困ったことのないカクヨム活動であったということです。
それがふと疑問になり頭から離れなくなってしまったのは、上橋菜穂子さんの『鹿の王』を読んでからです。私の『鹿の王』読後の感想は、「感染症の治療方法を求めてのあれやこれやの出来事を書くのに、これほどまでに作り込んだ架空の世界が必要なのか?」というものでした。「がちがちに作り込んだ世界が、この物語の読みやすさと面白さを損ねている」とさえ思ってしまいました。
……とまあ、『鹿の王』を呼んだ日から、『鹿の王』はハイファンタジーであり、カクヨムで書かれている異世界小説の多くはローファンタジーであろうと、私の頭の中はそんな感じで落ち着いていました。
……で、最近になって、ある方のカクヨムでのエッセイを読みまして、そこでやっとローファンタジーとハイファンタジーの明確な違いを知ったのです。
でもね、私はケチで意地悪だから、そこに書かれていたことについてはここには書きません。(笑)
本当に知りたいことって、ずっとその疑問を抱いていると、ある日、突然、答えとの出会いがあるものです。皆さまにも、そういう知的な出会いを大切にして欲しい。それでこそ、貴重な答えというものが、「なるほど、そうだったのか!」と身につくものだと思います。
……ということで、これからぼちぼちと書いていく『白麗シリーズ』はハイファンタジーを目指そうと思っています。そろそろ、書き直しであれ新作であれ、小説を書かなければと思っています。文章というものは、書き続けていないと腐ってしまう生物(なまもの)です。
写真は、編んだもので捨てられないもの3作品目の孫のベスト。
めんどくさがりやで、人の注文を聞くのが大嫌いな私が、かなり忠実に長女の意見を取り入れ、それから自分でもあれこれと考えてデザインして編みました。シャツに短パンというボーイッシュな恰好の孫によく似合いました。
商業施設を私と長女と孫で歩いていた時、見知らぬ同年代の女性から声をかけられて、「奥さんが編んだの? センスいい!」と言われたことを今でも覚えています。