老いて体や脳みその機能が衰えてくると、昨年は出来ていたことが出来なくなります。小さな子どもが出来なかったことが出来るようになる現象と真逆です。深刻に受け止めることなんでしょうが、もたもたする自分に「あ~」というため息とともに笑っちゃいます。
ちょっと話は逸れますが、私の子どもたちの配偶者はそれぞれの婚約期間中にお父さんとお母さんを亡くしました。お二人ともに子どもの結婚式を見たかった、孫を抱いてみたかったという想いを強く残されたままでした。そのお二人の心中を思えば、いま私が齢をとることを嘆くことさえ、贅沢な悩みなのだと思います。
……とはいえ、どんどんと出来ないことが増える年齢になってしまったのは間違いありません。5年半前にカクヨムに出会ったとき、「あれも書こう、これも書こう」と胸を弾ませ、若い人たちとの楽しい交流も夢見たものです。でもたった5年と少々でそれは諦めざるを得ない状態です。
前回の<2>にも書いたことの繰り返しになりますが、いま書いている小説に可能な限りの力を注ぎ込む、そして今まで書いたものの見直しをしたいと考えています。あらら、その具体的な方法やスケジュールについて書きたかったのに長文となってしまいました。<4>に続けます。
飼い始めた長女宅のネコ。名前はアルマだとか。アルと呼んでいるそうです。夫の体調がよくなり車の運転が出来るようになったら、逢いに行こうと思っています。