77歳の夫の2度目の手術が無事に終わって退院しました。ほっともしましたが、自分の疲れやすさと老々介護の大変さを自覚しました。これからは、出来ることと出来ないことの線引きをはっきりさせ、穏やかに生きていきたいと思っています。そう思うと、カクヨムとの関わり方を見直すちょうどよいタイミングでした。
…ということで、小説を書く方は目標などを掲げずに、毎日、想像と言葉を垂れ流すような感じで書いていこうと思います。前回、50歳ですっぱりと筆を折ったと書いたのですが、でもその後の20年間、有料公開日記から始まってブログまで、毎日、ぐだぐだ長文を書いていました。これからは、自分は日記のかわりに小説を書いているのだとそういう感じで気負わないようにします。
ところで、私はカクヨムを知って70歳を前にして初めてパソコンに向かって小説を書き始めたというのではないので、やはり好きなことは細々とでも続けることが大切です。30代中頃に通った洋裁の先生に、「毎日、少しの時間でも針を持ちなさい。1度中断したら、年を取るほどに再び始めるのは難しい」と言われたものですが、いまになると縫うことも書くことも同じだと思うことです。
画像は10年をかけて集めた紬と絣のハギレ。この布地を使って、いまは少しづつ小さなポーチを縫っています。布地はかなり片づけましたが、和布はまだ出来ていません。「こんなに集めて。どうしよう?」と一時は自分を責めていました。しかし収集していたときは、それなりに楽しかったことを思い出しました。「どうしよう?」よりも「あの時は楽しかった」と思考を変更しようと思います。