前回の近況ノートで、タブレットを使った孫の特殊なイラストの描き方について書いた。画像を超高速回転しながら、線や色を足したいところを拡大して描いていく。その時に、もとの絵が斜めになっていようが上下がひっくり返っていようがおかまいなし。それでいて完成すれば、全体のバランスがとれているという不思議。
そんな描き方を、私は『全方位描写』と名づけることにしました!
ところで、カクヨムの片隅でひっそりと中華ファンタジー小説を書いてもうすぐ5年となる私は、♥や★の数がだんだんとどうでもよくなってきている。ただ気分よく書き続けられたらいいとだけ思っている。<カクヨムの仙人>の心境です。
それで、書きかたについても、自分の心の欲するままに楽しんでいる。たとえば、近況ノートやエッセイについては、<である調>と<ですます調>と<体言止め>が適当に混じるようにしている。その混沌が自分で書いて自分でおもしろいという理由で。
そして小説においては、さすがに文体の混沌はむつかしいだろうから、こちらは<視線>の混沌を楽しんでいる。一人称に三人称そして神の視点、その時のシーンによって、なんでもありの気分。いま書いている『銀狼山脈……』は藍秀と白規という2人が主人公なので、2人が揃って登場する時は、二人称っていうのもちらりと混ぜ込んでみたい。
(あっ、私、二人称っていうのがよくわかっていなかった…。(汗))
……ということで、私の文体も『全方位描写』です?!(笑)
ここからは余談だけど、中学生になった孫は部活動に美術部を選んだ。その時に母親である長女が、「美術部では、○○ちゃんの絵の描き方は変だと否定されるかも知れない。それは覚悟しておくように」と、孫に言っていた。その言葉、ちょっと私の耳も痛かった、です……。