新作と言っても、昨年の11月27日より書き始めた『銀狼山脈に抱かれて…』は、3万字で第1章が書き終わり、第2章となった。起承転結でいうところの、<承>だ。
<承>ということで、ストーリー展開的には大きな動きはない。舞台は後宮に移ったが、今度はそこでの登場人物の背景や世界観の説明となる予定。
<承>に続く<転>をⅠとⅡの2部構成にして、ストーリーを派手に動かしたいと思っているのだけど、まだぜんぜん構想していない……。(涙)
そもそも寧案上人の立ち位置さえも、神との誓約に翻弄されるのか、誓約の不条理に納得できず神に戦いを挑むのか、それとも達観した傍観者でいるのか、いまだに決まっていない。主人公の藍秀と白規が動き出せば、おのずと定まってくると楽観しているのだけど、さてどうなるのだろう。
『銀狼山脈に抱かれて、少女と少年はアサシンとして出逢う』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650010982993 『三体』(劉慈欣)は、第1巻を読み終えて、先日、第2巻と第3巻の「黒暗森林」の2冊を買ってきた。(どうやら第2巻とか第3巻とかいうのではなくて、第二部の上下であるらしい)
第一部を読み終えての感想は、「想像以上のエンタメ小説だった!」です。(笑)
カクヨムに掲載されている小説を読んでいると、「世の中の小説って、オール100%ライトノベルで、書くほうも、ライトノベルでないと誰も読んでくれない」という感覚に陥ってしまうのだけど、『三体』のような大人向けの大風呂敷を広げたエンタメ小説もあるんだなと、あらためて思ってしまった。
破綻することを怖れ、また伏線の回収ばかりを考えていて、どうしてもこじんまりとストーリーを纏めてしまうのだけど。私も大風呂敷を広げてみようかなと考えてしまった。
文体とか構成とかに、かなり影響を受け始めたようです。