文庫本になれば読んでみたいと思っていた劉慈欣のSF小説『三体』。待っていたら私の寿命のほうが先につきてしまうと思い、ついに、まずは第1巻を購入した。
本編は7巻まであり、番外編が2巻ある。それぞれに1冊が2千円を超える。値段も値段だが、1冊の分厚さも相当なものだ。数年をかけて、ゆっくりと読むつもりだ。現在書いている自作小説『銀狼山脈に抱かれて、少女と少年はアサシンとして出逢う』の完結と完読の時期を合わせたい。
『銀狼山脈に抱かれて、少女と少年はアサシンとして出逢う』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650010982993『三体』を読みたいと思ったのは、おもしろいという巷の評判もあるが、アジア圏で初のヒューゴー賞を受賞した作品というのもある。同じアジア人として、お祝いせねば! そして、古代中国の『史記』や『三国志』を読み、この数年はライトノベルの後宮ものを読み漁ったので、「では、現代中国小説はどうなっている?」と思う好奇心が抑えきれなくなった。
それともう1つ、私はカクヨムで古代中国を舞台にしたファンタジーを書いている。しかし当たり前と言っちゃ当たり前だけど、読者は現代に生きる人たちだ。現代中国エンタメ小説の醸し出す雰囲気とか表記とかを、『三体』を読むことによって学びたい。
自作小説『銀狼山脈に抱かれて、少女と少年はアサシンとして出逢う』の完結と『三体』の完読。年明け早々に大きな目標を立ててしまった。まあ、ぼちぼちと頑張ります!
それにしても、帯封の『人類は滅びなければならない』とは、なんと衝撃的なキャッチコピーだ!