白麗シリーズ3部作を完結したあと疲労で何も考えられなかった脳みそが、やっと働くようになった。そうしたら、白麗シリーズ3部作の欠点をいろいろと思い出した。(笑)
まずは前回の近況ノートにも書いたことだけど、主人公に据えた天から落ちてきた白い髪の少女が、書き進めるほどにその存在が薄くなってしまったこと。③にいったては、ほんと添え物的になってしまった……。
そして、プロットも下書きもなく80万字をだらだらと書き続けたものだから、登場人物たちの年齢設定が怪しい。きっと彼らは、突然、若くなったり年を取ったりしているに違いない。
そしてもう1つ、これは書くのも恥ずかしいことだけど、登場人物の名前をかなり書き間違えている。これは変換ミスであったり、文章を書き直した時にもとの文章を削除し忘れたりが多いと思うのだけど。古物商の舜老人が初めは汪峻であったりするのは、もう言い訳のしようがない。気がついた時に少しずつ直していきます。
さて、次に書くものが決まった。
西華国より5年をかけて、白い髪の少女を慶央の荘興のもとに連れてきたものの、その後あっさりと自死してしまった、趙藍と蘆信の姉弟。どうしてそうなったかを、趙藍を主人公にして生い立ちから始まる長いお話として書く予定。
今度は、登場人物の名前や容姿や年齢、そして物語りの中での時間の流れをちゃんとメモして書きはじめます。前回のような間違いは起こさないように気をつけます……。
新しい小説の題名は、いまのところ、『銀狼山脈の麓、少女と少年は暗殺者(アサシン)として出逢う』。白麗シリーズは中国の東南、揚子江の下流域を舞台にしていたのだけど、今度は中国の西、チベットみたいな感じで書いてみたい。
小学6年生の孫のイラストは、ママ(私の長女)の注文で『進撃の巨人』のリヴァイ兵長。光線の角度をすごく気にして描いている。服の皺やバケツの水面など、細かいところに手を抜かないのがすごい!