長々と連載した『白麗シリーズ』の終わりをどういう形にしようかと、いろいろ悩んだ。前にも書いたことだけど、涙々の別れのシーンをめんめんと書き連ねることを考えると精神的にしんどい。
それで次回からは<それぞれの三年後>ということで、月日をまとめてあっと三年飛ばす。白川紺子さんの『後宮の烏』を最終話は3年後どころかもっと月日は過ぎ去って、皇帝と烏妃が共白髪の老人となっていたので、(笑)、ちょっと真似することにした。
そして萬姜さんの回顧風に書こうかと思っている。
『白麗シリーズ』の主人公は天から落ちてきた髪の白い美少女ではあるけれど、作者の私の心の中では、常に主人公は萬姜さんだったなあと思う。自分の生き方に萬姜さんの生き方を重ねていた。
ほんとうはこちら側を進めば世間の常識的に安泰であろうとは思うけれど、でもあちら側の道を選べばどうなるのかと時々考える。それもあって萬姜さんには、私は実際の人生では選ばなかったあちら側の道をあえて選んでもらっていた。
…ということで、3年後の萬姜さんが選んでいた道もまた、物語りとしては収まりが悪い形であるけれど、あえて人生をやり直せるのだったら選んでみたかった私のあちら側の道とすることにした。読者の期待を裏切る形になっていると思うのだけど、どんなかなあ。
③ 天界より落ちた少女の髪は真白く、恩寵の衣を纏って、中華大陸をさまよう(再び慶央篇) 大人の女性が楽しんで読める<♥>なエンタメ小説です
https://kakuyomu.jp/works/16816927859326305676 孫からの新作イラストが途絶えています。やっと、私の手芸作品の写真をアップできます。私の手芸最新作は、お月見をしている兎の和風壁飾りです。実物の色は、もう少し青色です。