書き終えた『第五皇子の初恋』のエピソードの中に、雲流先生という学者を登場させた。次回からの舞台が宮中となるので、宮中に自由に出入りできる策士を一人、用意しておきたかった。慶央からついてきた関景爺さまも策士だが、その身分のから考えて、宮中ではちょっと使いにくい。
しかし、雲流先生を登場させたものの、その後の活用については、まったく考えておらず……。
そうしたら、アメリッシュさんから「雲流先生って、諸葛孔明みたい」という嬉しいコメントが! 嬉し過ぎて、なんかなんか、雲流先生の学者らしいかっこいいシーンが書きたくなった。(笑) それで、悪役の女の登場は少し遅らせます。
アメリッシュさんのページ
https://kakuyomu.jp/users/amelish明智光秀シリーズが、……も(!)、面白いです!
それから雲流先生のことを書くついでに、私が作り上げた中華大陸という世界観とその成り立ちの不思議についても、彼と第五皇子との会話の中に書くことにした。
この白麗シリーズは長く長く続く予定。
この小説の本来のテーマは、白麗が天界から落ちてきた理由と、彼女が喋れず記憶も保てない状態で中華大陸をさまよい続ける目的を、彼女と人間たちの絡みの中で少しずつ明らかにしていくというもの。
しかしながら、恋愛や陰謀のエピソードを書いてると、その本来のテーマを忘れてしまう。こうやって、時々は、その謎の一端を挟んで書き残しておかなくちゃと反省する。