昨年の11月から書き始めた『白麗シリーズ』の①、ついに最終章となった。書き直しなのにえらく手間取ったなあと思う。この時間で新作が書けたかなとも思う。
でも、やっぱり悔いはない。
それにこのあと、この『白麗シリーズ』は②③に番外編と書き続ける予定なので、書き直したことによってキャラ設定が鮮明になるというメリットも得た。
ところでこれから最終章を書くにあたって、前回に書いていた最終章を読み返した。あまりの下手くそ加減に赤面ものだった…。ああだこうだと、作者(私)が生の声で状況を説明しまくっている。なんとか終わらせたくて、焦ったのだろうなあ。長編小説を大団円に終わらすのは、かなりの技術が必要なんだとあらためて思った。
小説を書くにおいて説明文はなるべく避けなくてはならない。
情景文と登場人物たちの言動で状況を浮かび上がらせなくてはいけない。
それが<小説>というものだ。
昔々、肝に銘じていたことなのに、すっかり忘れている…。