「〇〇を殺すのに刃物はいらぬ。△△があればよい」という言葉がある。確か「土方（どかた・建設業）を殺すには刃物はいらぬ。雨の三日もふればよい」だったと思うのだけど。
…ということで、「小説もどきを書く主婦を殺すのに刃物はいらぬ。家族の誰かが甘えればよい」という状態に、私は陥っている。家族の誰彼に甘えられて頼りにされて、ばたばたと忙しい日を過ごしている。そして忙しいのは忙しいのだけど、遣り甲斐ホルモンが出て、はりきっているのも事実。
この家族の現実のなんやかやって、『カク』の意欲を失わせる。頭の中で構築していた妄想の世界など宇宙のかなたに消し去るほどの、エネルギーがあるのだ。
現実は妄想を駆逐する！
それでも『カク』を続けなければと焦っていたけれど、書いていてもまったくワクワクしないし、読み返しても、面白くもない字が並んでいるだけのように思える。
「もう、それならば、いっそのこと…」と考えて、しばらく『カク』ことを休むことにした。たぶん、４月の中旬くらいまで。
しかしながら、『カク』に戻って来る自信はある。絶対に、また『カク』ことが何よりも楽しいと思う日々が来るはずだ。
『カク』はお休みしますが、『ヨム』は続けます。
小さい子を育てながら、そして働きながら、『カクヨム』を続けておられる人たちは本当にすごいなと思う。