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② 小説の書き直しって、楽な作業ではありませんでした…

『白い髪の少女・白麗』の第一部の書き直し作業に突入して、ちょうど10日。
 一度完結したお話を書き直す<お楽しみ>とばかりに、気づけば、すぐにあちこちを直しています。作業は楽ではないけれど、気は楽といった感じです。

 長い題名に憧れたものの、やはり長すぎると(笑)またまた直しました。
『天界より落ちた少女の髪は真白く、恩寵の衣を纏って、中華大陸をさまよう』
 これで、落ち着いたかな? あとは「さまよう」「彷徨う」「さ迷う」にしようかと悩んでいますが、決まれば、第二部もこの題名を使おうと思います。

 そして、書き直していて、単語しか喋れない少女が初期には、けっこう長く喋っていたことに気づきました。主人公が話せないという設定で、果たしてどこまで書けるか、初めのころは迷いがあったんですねえ。こういうことに気づくのも、またまた書き直しならではの<お楽しみ>です。

 ということで、主人公の少女の性格設定を、書き直しにあたってより少女らしいものに替えようとは、初めから考えていました。何百年も一人でさ迷っておれば、身にも心にもそれ相応のことは経験済みのはず。無垢なままでいることは出来ないと、初めはかなりシビアな設定だったのですが、書いているうちにだんだんと彼女に情が移ってしまいました。どのような危機に陥ろうと、彼女を大切に思う人達にちゃんと助けられるという、安心&安全設定にします。

 そのために、彼女に絡む荘興さんの性格からも<冷徹>を消します。恐妻家(笑)になってもらって、前作でごちゃごちゃと書いた彼のめんどくさい夫婦関係とか男女関係は、削除します。恐妻家の50歳の彼が、30年探し続けた美少女を手に入れて、妻の目を気にしつつおろおろ…、ラブコメ路線とまではいかなくとも、内容を軽くしたい…。

「この内容で、24万字は長すぎる。半分は無理でも三分の二くらいには縮めよう」と思っていますので、そのためにもシリアスなごちゃごちゃは削ります。エンターテインメント小説としてのサクサク感と軽さに少しでも近づくよう頑張ります!

ところで、<荘興>さんの名前は、『水滸伝』の<宋江>さんから頂いています。気づいてくれた人、いたかなあ?
 

2件のコメント

  • シラシラさん、コメントをありがとうございます。
    『彷徨う』とすると、その前の『恩寵の衣を纏って』の漢字を減らしたほうがいいかなあ。まだ少し、いろいろと考えてみます。
  • シラシラさん、ありがとうございます。
    いろいろとアイデアが浮かびますね!
    これが書き直す<楽しさ>ということだと思います。私も楽しく悩んでみようと思います。ヽ(^o^)丿
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