小さいころ、お人形遊びが大好きでした。自分で縫った小さな服を着せたり脱がしたり。小さな家具も揃えて、ああだこうだと遊んでいたら、数時間などあっという間に過ぎたものです。それから長い年月がたって、何年か前に、小さい子たちに頼まれて<メルちゃん人形>の服やら布団を縫ったのを最後に、私の人形遊びは終わったと思っていました。
いま、『カクヨム』で小説を書くようになり、主人公は美少女、そして彼女のまわりにいい男たちをいっぱい登場させて、ああしてこうしてのお話を、匿名なのだからと恥ずかしげもなく、晒しています。本当に、毎日が楽しいです! そして気づきました。「ああ、これって、小さい時に大好きだった<お人形遊び>に似ている」と。
…ということで、『白い髪の少女・白麗』は第一部から始まって、自分好みのいろんなタイプのいい男を登場させてきましたが、今回、ついにオネエキャラといういい男を初登場させることにしました。オネエキャラの男の人は身近にはいなくて、テレビのバラエティー番組のゲストで見るくらい。そんな乏しい知識で、最後まで書ききれるかという不安はあるのですが、「ええい!」と気合を入れて頑張ってみようと思います。