• 異世界ファンタジー
  • 創作論・評論

もう、書けないかと思った(涙)

 最終章の着地点は作ったけれど、そこへどう着地させるか。

 6か月という長い時間をかけて、18万字もの長い物語を書きつづると、登場人物と話題はあれこれと増えてしまった。いや、増えたというより、とっちらかったと言うべきか。
 それを大団円で収束させるということはいかに難しいことかと、この1週間、そのことばかり考えて過ごした。そのせいで体調を崩し、辛い思いもした。寿命を縮めたかも?

 この物語を書こうと思った時、初めは「白い髪の少女にかかわる人たちが、最後には死んでいく話にしよう!」と思った。残酷なファンタジーを書くつもりでいた。それなのに書いているうちに登場人物たちに愛着が湧いてしまって。登場人物たちに幸せになって欲しいと願いだした。
 そこで、着地点は変わらないけれど、話の細部をかなり変更することにした。かなり頭を絞った。死んでしまう人たちが生きて幸せになるのだから、なかなかに大変だ。それでもなんとか、変更後のお話も頭の中で完成したかな?と思えるようになって、また書けるようになった。

 この物語は3章仕立てであったのに、3章の初めが長くなったので独立させたため、4章仕立てとなった。そうなると、必然的に4章が短くなる。ここまで長くひっぱってきた物語の終焉にしては、バランスが変になりそうだ。
 それともう1つ、最終章は大きな<組織>が音を立てて変化するお話なのに、私にはそのような場所に身を置くという社会的経験をしたことがない。それで登場人物のちまちました個人的な出来事で、書いていくしかない。
 その2つのせいで、尻切れトンボ的な最終章となりそうな感じがする。

 ものすごく嫌な予感満載で突入した最終章だけど、最後まで書く!

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