『武蔵野ミュージアム見学ツアー2021』
https://kakuyomu.jp/works/16816700428344470589 昨日に続いて今日もひとつ、第2回角川武蔵野文学賞向けに書いてみました。
一晩経ってみると、やはり昨日の作品は、あまり角川武蔵野文学賞に相応しくない気がして……。昨日は「武蔵野の情景などが書かれておらず、むしろ武蔵野の概念を利用しているだけだから相応しくない」と思ったのですが、今朝になって「本当に問題点はそこなのか?」と気になり、改めて応募要項を読んでみました。
するとコンテストのバナーには「令和時代の〈武蔵野〉を描き出す作品を大募集!」と書かれており、応募要項の本文でも、冒頭にデカデカと色文字で「令和時代の〈武蔵野〉を創る作品を大募集!」と書かれているではありませんか。
武蔵野の情景云々ではなく、今回のコンテストのポイントは『令和時代の〈武蔵野〉』なのですね!
では『令和時代の〈武蔵野〉』とは、いったい何なのでしょう?
そう考えたら頭に浮かんできた物語が、今回の投稿作品です。これはこれで、ちょっと反則的な内容であり、昨日とは別の意味で「相応しくない」という気もするのですけどね。
私自身は角川武蔵野ミュージアムを訪れた経験がないので、駅からの風景描写にはストリートビューを利用しました。昨年『考古学者になりたい彼女』を書いた時と同じやり方です。あれで『考古学者になりたい彼女』は中間選考を通過しているので、少しだけ験担ぎみたいなものでしょうか。
というより、自分が行けない場所を小説の舞台にしてストリートビューを使うのは、擬似的な旅行みたいで楽しいのですよね。今回、楽しく書いていたら、あっという間に4,000文字をオーバーしてしまい、驚きました。2,000文字か3,000文字くらいで書ける内容だと思って書き始めたのに……。
制限文字数に収めるため、少し苦労して削ったほどです。
なお今回も、近況ノート掲載用に、挿絵がわりのブロック画像を用意。
本当は角川武蔵野ミュージアムを作るべきなのでしょうが、そちらは大変そうなので……。
駅前の小さな白い交番を作ってみました。作中では主人公とヒロインが手を繋ぎ始める地点であり、一応、意味がある場所になっています。
ただし作ってみたら交番らしさが薄かったので、作中には登場しないパトカーを一緒に並べています(パトカーはオリジナルではなく、100円の商品そのまま。以前に作ったものがあったので利用しました)。