※本編のネタバレ全開でお送りいたします
※自分で考察したい方にはおすすめしません
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https://kakuyomu.jp/works/1177354055503800437コンセプトは「だるそうな天才」。
常に気だるげで身だしなみも適当、会話もまともに通じない――でも、博学多才で協会の技術仕事を1人で引き受けている正真正銘の天才エルフ。
キーワードは「わからない」「語らない」。
ソルヴェイといえば「わかんねぇ」という口癖ですね。なんか、「勉強すればするほどわからないことが増えていく」って現象ありませんか? わかることが増えていくと、まだわかっていないところが浮き彫りになってそれが膨らんでいくというか……。最新の科学でもわからないことはたくさんあるし、わからんことはわからんとハッキリ言うのが実は真に頭のいい人なのでは? と思うのです。
ソルヴェイの場合、常人が1~10まで把握するところを1~100くらいまで一気に理解してしまい、まだわからない101以降のことを考えて、「わかんねぇ」とだけ言ってるのですな。一度に理解する量も多いので、説明しろと言われても全部喋るのはめんどくさい。ということで、あまり多くを語りません。
生来めんどくさがりな性格とも言えますが、裏設定を申しますと、彼女はエルフの中では結構若いのです。200歳超えてません。普通の人間でいうと10代後半くらいです。マジかよ。
幼いころからその天才ぶりを遺憾なく発揮していたのですが、エルフ社会は保守的ゆえ、若い才能も理解されません。そこで自ら故郷を捨て、「最果ての街」に流れ着いたのです。だから、他人に理解されるのをどこか諦めている節があります。
ですが、偶然拾ったアイーダは違います。毎日記憶が0にリセットされるので、裏を返せば毎日が学び。理解しようとする意欲の塊です。可愛いですね。ソルヴェイさん、涼しい顔しつつめちゃめちゃ溺愛します。
そんなアイーダを奪ったギャングどもに対しては、死ぬほど憎悪を向けます。こわいね。
協会にアイーダが戻って来たときも、当然忘れ去られているうえに性格が変わっているのを察知し、深入りすることは避けます。かなしいね。
ファースや狐のこともわりと早い段階でギャング関係者だと見抜き、初めはかなり警戒しますが、ファース君ブチギレ事件のときから徐々に認めていきます。警戒は続けますが。
ヨアシュによってアイーダがギャング時代の記憶を思い出させられたときも、そう多くは語りません。言葉では言い表せない感覚的なものに訴えかけることで、ようやく昔のことを思い出してもらえます。よかったね。
騒動が終わってからは保護者モード全開です。表に出さないけど超過保護になります。ファース君は苦労するかもしれませんが、根性あるし大丈夫でしょう。頑張れ、ボス。
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