• 異世界ファンタジー

『私は世界を救えない』 #33「新しい英雄たち」の話

※本編33章までのネタバレあり
※自分で自分の作品語りするのを見たくない方はブラウザバック推奨

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https://kakuyomu.jp/works/1177354055503800437


さあ、第五部が始まりましたが……肝心の<ゼータ>は牢屋にぶち込まれてしまったので、他の勇者の皆さんのお話からになります。

今回の主役は<スターエース>。トーナメントでもその強さを見せてくれましたが、中身は普通の人たちです。人並みにプレッシャーも感じますし、アルフレートはエステルの兄エリックに強い憧れを抱いているので、それを乗り越えるのも一苦労。でも、期待してくれる人たちの前で弱気になるわけにはいかないという、そこがヒーローの辛いところです。

そこで我らが天使エステルが……という展開は今回は無理なので、第一部の頃のエステルみたいに脳内にエリックさんを召喚して勇気を貰い、いざ魔界へ旅立ちます。果たして無事に帰ってこられるのでしょうか……。

一方、他の勇者たちの中には<ゼータ>投獄で調子を崩してしまった人たちも。レオニードは酒すら飲まないという重症ぶりでしたが、太陽神マーレちゃんと青春の1ページを刻み、復活。イライラレイちゃんもコミュ力の化身・クルトくんによって甘味を投与され、ドラゴンを討ち取るという快挙に。

勇者連合チームはスターシャちゃんの神采配と地力の高さによって魔物軍を蹂躙しましたが、彼らがここまで成長したのはやはり<ゼータ>あってこそなのですね~。

<AXストラテジー>も変わらず化物で、あまりにも強いので見せ場が早く終わってしまいました(ガチ)。トマス君もリーダーとして着々と成長しており、某中華戦記漫画みたいな檄を飛ばして勇者たちを盛り立てていましたネ。


勇者たちが勝利を収める一方で、<ゼータ>のもとにはレメクからの伝言が届きます。次回からはエステル+誰かの2人だけで、それぞれのキャラの過去にスポットを当てたお話が続くことになります。最初にレメクの「試練」をうけるのは誰になるのでしょう……?


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

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