※本編のネタバレ全開でお送りいたします
※自分で考察したい方にはおすすめしません
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https://kakuyomu.jp/works/1177354055503800437コンセプトは「明るいサイコパス」。
常に笑顔、誰とでも友達になりたがる陽気な青年です。敵と遭遇したときなど、緊迫したシーンでもにこにこしています。
元殺し屋で暗殺術は一級。友達でも構わず、作業のように殺します。
かなり理知的で観察眼と推理力に優れている名探偵。多芸で料理上手など、いろいろ器用です。
キーワードは「操り人形」「友達」。
行動原理は理性100%で、合理的・効率的に目的の達成を目指します。その「目的」が倫理的に逸脱していたとしても。
ですが、「目的」を与えてくれる人がいないと何もできません。主体的な意志というものがない、まさに「操り人形」。
マリオは孤児として殺し屋集団<サーカス>に拾われ、殺しの道具として訓練を施されます。
その時点で、彼にとって他人とは「殺すべき人」「殺さなくていい人」という二者択一しかありませんでした。
そこで、「友達」という価値観を教えてくれたのがクラリスです。
彼は自分が世間一般の感覚とずれていることは自覚しているので、他人との関係の持ち方として「友達」という概念を学びます。
「握手をしたら友達」という機械的な定義で、殺すときは友達であるなしは考慮しませんが、それでも大進歩です。
感情は麻痺していますが、ゼロではありません。ロゼールの項でも述べましたが、マリオは自分の感情が完全に死んでいて、二度と戻らないと思い込んでいます。
初めての友達で特別視しているクラリスのことも、「感覚がずれている自分が模範とすべき人間」という認識です。嘘つけ。
友達を人形としてコレクションするのもクラリスに「忘れないで」と言われたからだし、勇者になったのも彼女にその話を聞いたからです。やっぱり愛やんけ!
愛する女の子をくだらない理由で殺めてしまったという悲しい現実も、彼には悲しむことすらできないのです。うおーん!!
そしてそんなマリオもエステルには勝てなぁぁい!! 超論理的な彼が華麗に論破されています。っょぃ。
エステルのことは「リーダーだから」従っていると当人は思っていますが、多分それだけじゃないですね。
ゼクがデレてしまったので、残酷担当はマリオになりそうですが、それでもだんだんとエステルに歩み寄ってくれるでしょう。かなり時間はかかりそうですが。
ロゼールとは水と油。相容れない2人です。マリオはどうして嫌われているかわからないし、ロゼールが何を考えているか理解できません。
怒ることはないけれど、「難解で厄介な人」という見方です。衝突することもあるかも。
ちなみに、古巣のリーダー殺しの真相は第二部で明らかになります。元仲間の女の子も登場するよ!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
このコメント欄でもツイッターでもいいので、皆様もうちのキャラたちのことを語っていただけたら作者は狂喜乱舞します。
昨日ものすっげぇハイレベル信者の方々がパネェコメントを残していかれましたが、「こいつ好き」とかの5文字でも大歓迎です。