※本編のネタバレ全開でお送りいたします
※自分で考察したい方にはおすすめしません
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https://kakuyomu.jp/works/1177354055503800437コンセプトは「暴れん坊」。
振り回されタイプの女の子の隣に置くには、一人で爆走して大暴れする野郎がいい! ということで、パワー系バーサーカーになりました。
主人公が戦えないので、もっぱらバトル担当。純粋な戦闘力なら、作中最強クラスです。
振る舞いも喋り方も乱暴ですが、根はそこまで悪い奴じゃございません。裏表のない単純バカです。
キーワードは「怒りと憎悪」「力」。
ゼクの行動原理は魔族に対する憎しみです。とにかく憎いあいつらをぶっ殺したい!! 実際に残虐な方法で殺しています。
当然、それは自分の母親がむごい仕打ちを受け、それを間近で見てきたことによるもの。
しかし、彼自身も半分は魔族。自分も含めて、魔族に対して怒りを抱えているのです。
それは、母親を助けられなかった無力な自分への怒りでもあります。魔族を片っ端からぶち殺し、父である魔王を倒すことで、それを晴らそうとしているのです。
古巣の<アブザード・セイバー>も、同じく魔族を憎んでいる仲間たちでした。
実は人間界に来て右も左もわからないゼクを助けたのが、名前だけ登場したリーダーのマニー兄貴です。共通の敵がいるということで、意気投合します。
が、それもゼク自身が魔族であることによって瓦解してしまいます。彼の魔族嫌悪はそれでますます加速したことでしょう。
しかし! そこで我らがエステル様。彼女にとっては魔族だろうとなんだろうと関係ありません。
「いい魔族」という称号を賜り、完ッ全にデレました。今後はかなり丸くなっていく……はず。まだブチギレると感情に任せてオーバーキルしてしまう癖は抜けませんが。
ゼクが勇者になった動機は、もちろん母親から話を聞かされていたこともありますが、やっぱりエリック兄ちゃんの影響がでかいと思います。
自分を負かしたうえに、優しい言葉までかけてくれて、これが理想の勇者だと思ったのでしょう。
戦闘力あるなしの差はあれど、彼とそっくりなエステルのことも気に入っています。でも精神年齢小学生男子なので、なかなか進展しなさそう……。
デレデレ後の彼の立ち位置は、「でっかい子供」となるでしょう。酒飲んで騒いでましたからね。
競争心が強く命令されるのを嫌うので、他のメンバーの言うことは聞きません。要するにただの悪ガキ。助けて、エステルママ。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
このコメント欄でもツイッターでもいいので、皆様もうちのキャラたちのことを語っていただけたら作者は狂喜乱舞します。