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殺人者のパラドックス

性癖小説に投げた作品の影響か、怪しげな造語を生み出す楽しさに目覚めてしまったぎざぎざです。
でも話したいのはそれじゃなくて、創作に関する心構えというか、そういう感じのやつです。

僕は人が死ぬ話を嫌う傾向にあります。でも気づいたら最近そういうものばかり書いていました。他人の作品には脳内で文句垂れ流してるくせに。この矛盾はいったいなんなのか。

そこで僕は思った。僕が人が死ぬ話を書く時、それは「死ぬ」というよりは「殺す」に近いわけです。彼らの生死は僕の気分次第、筆先にかかっている。
他人の作品の場合は少なからず登場人物に感情移入しているので、納得できない理由で死んでしまうとなんかモヤモヤしますが、自作の場合はもう最初から殺すつもりで書いているのでそういうのはない。むしろちょっとうきうきしてる。

こうして人が死ぬ話が嫌いな癖に自作ではバンバン人を殺してるよくわからないやつが出来上がるわけです。これぞ殺人者のパラドックス。

だからどうというわけではないんですけどね。
そういう風に考えると僕が好きになれなかった話も、なんとなく作者の気分みたいなのが想像できて許せるような気がする。

まあそういう鬱屈した気分になった時はプリキュア見るのが一番ですね。今日も素晴らしかった。

それではまた来月。

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