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スリーパー

またちょっと書けない時期に突入してしまったみたいで何も書くことが思い浮かばなかったので最近やったゲームの話でもしようと思います。
といってもポケモンの話ではないです。シチズンスリーパーというゲーム。

僕はインディーゲームが好きでわりと色々やっていると自分では思っているんですが、その中でもかなり独特の質感を持った面白いゲームでした。
ざっくり説明するとダイスロールでタスクを実行するSFアドベンチャーって感じなんですけど、この主人公が「スリーパー」と呼ばれる半アンドロイド(サイボーグではなく、体は作り物なんだけど意識は人間のコピー)で、この設定から広がる退廃的な世界観と関係性がとにかく重厚で大作映画を見終わった後のような満足感があった。
いわゆる日本的な萌えとは無縁なキャラクターたちも最初は少し不安要素だったけれど、プレイしていくほどに愛着が湧いてきて最後は十年来の友人みたいな感覚になっていました。まあこの辺の印象はプレイ次第で変わってくるかもしれませんが。

欠点としてはかなり文章を読ませてくるので、海外SFの翻訳みたいな文体やそもそもSFというジャンルに馴染みがなければかなり苦行じみた体験になってしまうということですかね。そういう意味ではかなり人を選ぶゲームだとも言えると思います。あとスイッチだと若干動作が怪しい部分もある。

しかし総じてみるとやはり相当にクオリティの高いゲームだった。「やっぱSFってこうだよなぁ!」というものがぎちぎちに詰め込まれていて、こういうものが二千円前後で買えるなんてすごい時代になったものだと思います。
同時にこういうものが台頭していくほどに相対的に娯楽としてのウェブ小説は力を失っていくのではないか?という気もしますが。まあ僕なんぞが気にしてもどうしようもないことですがね。

エイプリルフールにかこつけて何かやってみようかな、という思いも無くはないんですが、結局他人が始めた何かに乗っかる方が楽なので多分何もやらない。
まあそういうわけでまた来月。

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