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不読

財布の中身を整理していたらおそらく未使用の図書カードが出てきた。いつどこからもらったものなのか覚えていないが、調べてみると5000円分まるまる残っていた。それでこのまま腐らせておくくらいなら何か本でも買うかと思ったのだが、そこで気づいたわけです。

こいつ本読んでなさすぎじゃね、と。

昔から別に読書家というわけではなかったんですが、学生という身分から追い出されてからは本当に読書をしなくなった。実家にあった銀英伝を読み返した以外は詩集の流し読みくらいしかしていない。
まあ社会生活を送る上では別にどうということはないんですが、物書きとしてはいくらか不安というか、何か罪悪感に近い感覚がある。良い小説を読まなければ良いものは書けないとは思わないが、これはそういうのとはまた違った根本的な問題な気がする。

ふと思ったのは、俺は本当に小説が書きたいのか、という疑問。

自己表現・創作の手段として小説というフォーマットを消去法的に選択しているだけであって、絵が書ければ漫画を、楽器ができれば音楽を、プログラミングができればゲームを作っていたかもしれない。けれどこれは現在のインプットがそちらに傾いているからであって、良い読書体験をすれば小説が書きたくなるのかもしれない。結局はすべて可能性の話である。
多分物書きが本を読む必要があるのだとすれば、それは技術的な学習だけでなくこういう本への憧れを忘れないためなんだと思う。特にウェブ小説みたいな緩い界隈で書いていると時折自分のやりたいことが何なのか自分でもわからなくなる時がある。それを予防するためにも良い本を読みたい。

前述のとおり感動的な読書体験が学生の時分で止まっているので好きな本は「No.6」や「カラフル」とかになるのだが、どうせなら今まで触れてこなかったジャンルのものも読んでみたい。
とりあえず近場(?)から手を出して噂のみんこわでも読んでみようかと思う。
まあ今回はそんなところですかね。

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