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機械ってなんだ

どうも、恒例の自作語りのターンです。偽物川一作目の「CURSE MAKER」について。といっても今回は作品そのものへの言及はあまりしないつもりでいますが。

第六回偽物川、テーマは機械。まず脳裏に浮かんだのはいつかの偽教授機械杯、テーマは「野生化した機械」で「機械鯨と廃海の姫」という作品を書いて特別賞を貰いましたが大賞はありませんでした。
作者的にはかなり良くできた方の作品だと思っているのですが、だからこそある問題が生じるわけです。いささかメタ的な読みであれなんですが、主催者が同じである以上これと似たようなものを書いてもおそらく大賞は取れないだろう、ということ。評者自体は三人いるし必ずしも前回と同じ評価が下ると決まっているわけでもないんですが、やはり少し書き辛さはある。それに自分自身この作品で書いた機械という存在の捉え方に満足しているので、かえってそれが足枷になりかねない。
なのでとりあえずアンドロイドの話はやめておこうと思いました。そこが出発点です。

そしてその結果できあがったのがあれ。タイトルありきで書いた作品でしたがなんとかまとまってよかった。まあカクヨム短編賞には出せませんでしたが。

機械とは何か。確かに色んな解釈ができるでしょうが、ただそれを拡張していけばいいというものでもないように思います。個人的には「機械的な〇〇」というのはあくまで人間の勝手な比喩に過ぎないので、それ自体は機械というものの本質を捉えていないような気がする。少なくとも「何らかの機構(システム)を持った人工物」でないと万人が納得する機械の定義には当てはまらないのではないか。
逆に言えばそれさえ満たしていれば何でも機械と言い張れるのではないか。そういう結論に至りました。

作品の内容自体にも少しだけ言及しておくと「呪いの機械」の話が「機械の呪い」の話に変わる、ほぼそのワンギミックだけですね。主人公をJCにしたのはただの趣味です。多分無邪気に人を呪えるのは中学生が限界。

二作目も書こうとはしてるんですが迷走中。一作目をテーマへの解答にあてたので、こっちは純粋に小説として面白いものにしたい。まあそれが一番難しいんですが。

というわけでこの辺でお開きにしておきます。二作目の自作語りはやらないかもしれない。まあさして需要があるわけでもないしよかろう。では。

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