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一周年

また何も書けないので身もふたもない自語りをすることにします。
カクヨムに登録して約一年が経ちました。そこまで劇的に小説を書くのが上手くなった気はしませんが、まあそれなりに良い経験ができたように思います。

ただここはカクヨムです。はい、問題は読むほうです。さらに言えば、他人の作品を読んで、それを評価するということ。そこで僕は思うわけです。

こいつ、レビュー少なすぎじゃね? と。

僕はこっそり他人のプロフィールとか評価した小説とか見るのが好きなんですが、同時期にカクヨムに登録した人の中には軽く僕の五倍とか十倍とか星評価やレビューを書いている人がいる。
別にそんなのは個人の自由なので好きにすればいいとも思うのですが、やはり僕も自分の作品を評価してくれた人の作品は読んでみようかなと思うこともあるので、自分の作品を読まれたいならやっておいて損はないと思うのです。

じゃあなんでそう思いながら他人の作品を評価しないのかという話ですね。
これはまず単純に読書量が少ないというのがまず挙げられると思います。読むのは嫌いではないんですけど、習慣化されるというところまでは至っていないので、何か機会がないと読もうという気にならない。
で、次がおそらく一番の問題なんですけど、ストライクゾーンが狭すぎる。文字付レビューならともかく、星評価なんて別にこれといった労力も必要ないのにどうも出し渋ってしまう。

僕自身作品を評価するにあたって何か明確な基準を設けているわけではありません。ただ細緻な技巧とかよりは全体の構造とか話のリアリティを重視する傾向がある気がします。そういう意味ではむしろ減点方式に近いかもしれない。
あと大小さまざまな無数の地雷があります。本当に無数なのでいちいち列挙したりはしませんが、それを踏み抜いてしまったら終わりです。
その無秩序な地雷原を無事に走り抜けて、そのうえでなお輝くものがあった作品だけ評価しています。だから辛口というよりは僕が贅沢なだけなんでしょうね。

ちょっと話はずれますが、もはや創作物に対してもコスパが求められる日が来ているのだと僕は思います。それを読むのに、プレイするのに、かかった時間や費用に見合うだけの感動を提供できるのか。
それを考えるとなろう系テンプレは恐ろしくコスパが良いです。シンプルな図式で直感的な感動を素早く提供してくれる。それはもはや文学ではありません。良くも悪くも既存の文学とは土俵が違う。多分彼らのライバルはアニメやYouTubeであって小説ではないんじゃないかとさえ思うのです。そういったものにいわゆる普通の小説で立ち向かおうとするのは無益かつ無意味ではあるのですが、ここではすべてがごちゃ混ぜになっている。カクヨムはいったいどこを目指しているのか、というのが最近の疑問です。多分明確な目的地なんて誰も把握していないんでしょうけど。

かなり脱線しましたが、結局言いたいことは「面白い小説が読みたい」ということです。僕の場合は「面白くない、趣味に合わないものはできるだけ読みたくない」という贅沢な願望も内包していますが。
テーマに沿って小説を書いてもらうという企画をやってみようかとも思ったんですが、講評とか大賞とかそういうのまで考えるとめんどくさくなったので断念しました。かといって発掘作業をするのもめんどくさい。

この駄文をここまで読み進めることができたあなたはかなり奇特な方でしょう。あなたなら僕の望みに合致する素晴らしい小説を書けるかもしれません。書けない日々が続いている僕としては、何かを読んで気を紛らわすしかないのです。
見事僕を唸らせる素晴らしい小説が書けた方には50ぎざぎざポイント差し上げます。一億ぎざぎざポイントまで溜めると神になれます。すごいですね。

以上レビューが少ないことに対する言い訳でした。

2件のコメント

  • 講評や賞は出さないといけないというものではないですよ

    まあ特に書き下ろし企画の場合、有ったほうが集まりはいいですが
  • そこなんですよね。やってみたはいいけど人が集まらない、というのが一番悲しいので、どうにも踏ん切りがつかんのです。
    おまけに自分でも何が読みたいのか、はっきりとはわからないのです。まったく救いがたいやつですね。
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