• 異世界ファンタジー
  • 現代ファンタジー

ヤンデレってなんだ

初めてヤンデレヒロインっぽいものを書きました。でもぶっちゃけヤンデレってそんなに好きではないんですよね。ヤンデレっていうと、例えば周りの女性を排除したりこちらの行動を制限したりなんなら物理的に拘束したり、そういうのを思い浮かべる人が多いんじゃないかと思います。でもそれってただの独占欲の強いサイコパスでは? ヤンデレというかそもそもの人格が破綻してる感じ。めちゃくちゃ重い過去とかあるならまだしも、やっぱりそれを愛だとは感じられない。そこで思ったわけです。ヤンデレってなんだ、と。

概念としてはツンデレとかクーデレとかそういう系統の一つでしょう。病んでる、つまり病的なくらいに誰かを愛しているという事。ここで問題なのがこの「病的」であるということへの解釈。そういった異常さをどう表現するのか、という事です。
一番手っ取り早いのが「異常なまでの独占欲」でしょうね。ただこれは諸刃の剣とも言えるものじゃないかと思うわけです。インパクトはあるけどやり過ぎると共感性が失われる。思慮も分別もないメンヘラに好かれても僕は嬉しくありません。

そういった部分を自分なりに考慮した結果出来上がったのが排除系ヤンデレの亜種みたいなやつ。二人だけの関係性においては普通なんだけど、パートナーのことを貶める人間には異常なほど攻撃的になる。そしてそういった自分の異常さをある程度自覚している。一般的なヤンデレのイメージとは少しずれるけど、こういうのなら特にヤンデレが好きではない人にも理解されるんじゃないかなと思っています。

まあ色々書きましたが結局は「愛ってなんだ?」ってことでもあります。そういった描写に固執するあまり根底にある「好き」の気持ちを蔑ろにしてしまってはヤンデレは成り立たないでしょう。この二つのバランスとギャップが大事なんじゃないかと思います。

以上オチのない話でした。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する