初めてちゃんとSFと呼べそうな作品を書きました。そしてカクヨムにはどんなSFがあるんだろうと思い少し読んでみました。
結論から言うと期待外れでした。
しかしこれは個々の作品のクオリティの問題ではなく、カテゴリーや分類の仕方に問題があるようにも感じます。そこで思ったわけです。SFってなんだ、と。
一番まっとうな答えは「サイエンスフィクション」でしょう。しかし現状では「スペースファンタジー」も「少し不思議」もVRMMOも同じSFという箱にぶち込まれています。
まあマイナーなジャンルだとは思うので仕方ないというのはわかりますが、この状態だと好みの作品を探すのが非常にめんどくさい。
あと他の作品を読んで自分が変な拘りのようなものを持っているんだなと気づきました。SFにしたって数冊しか読んだことはないのに。
なんというか如何にしてファンタジーを殺すか、みたいなことが気になってしまう。当然フィクションだからどこかに嘘はあるんだけど、それを徹底的に隠蔽しなければならない。
小説ではないけど例えば「シン・ゴジラ」では、突如現れた巨大生物に対して「こんなもの存在するはずがない」という否定から始まる。これはある意味リアリティの極致だと思うんですよ。今までのゴジラが持っていたファンタジー性をこれで完全に殺してしまおうとしたわけです。
話はそれましたが「サイエンスフィクション」ってそういうことだと思うんですよ。幻想を殺して虚構を生かす。これは幻想に対して無自覚な人間には永遠にできないことです。自分でそれができているかどうかはわかりませんけどね。
以上オチのない話でした。