有沢楓花

第10回古賀コン応募作品。 テーマ:「ぼくにもできそう」 ひたむきに花を育てることの美しさと醜さ。

12/21　日間＆週間ランキング1位獲得。 さぁ、始まった参りました。カクヨムコン11。もしくは、カクヨムコン11短編。 そのなかでも一般文芸クラスタには第二回円城塔賞が待ってい…

　１９７３年、オーストラリア。余命わずかで自暴自棄になっているアメリカ人女性のリリは、ただの顔見知りのジェイクと書類上の結婚をし、彼を自分の看取人に選んだ。そして赤の他人のハウス…

第25回書き出し祭り特別会場でのパートナー、本庄照さんとのやりとりをまとめました！

犀川 よう様主催の自主企画『第一回さいかわ葉月賞』に参加させていただきました。 お題は「夏」。 —————— 　暑い。 　むわりとした不快な暑さの中、耳障りな音がまるで絶…

　俺は『くねくね』。いわずもがなの妖怪だ。 　田舎の村の中なんかでクネクネっとダンスを踊るのが大好きだ。だが、そんな俺の姿を『三秒間』見てしまうと、そいつには呪いがかかってしま…

夜半過ぎ、天蓋さまは店を訪ねる。 ※お題「歯ブラシ」をいただいて書きました。

自宅のガレージに大きな蜂の巣ができたので駆除しなければならなくなりました。古賀コン9参加作品　テーマ『ママにならないで』

第9回古賀コン（テーマ：ママにならないで）参加作品です。

第一話：邪竜の遺した言葉に違和感を覚える勇者ミース。彼は邪竜の真意を確かめるべく、魔なるものを捧げた代償に願いを叶えてくれる『聖なる泉』を訪れる（テーマ：「 ママにはならないで」…

【第９回　私立古賀裕人文学祭（古賀コン９）】ママにならないで (2025初稿)

第９回私立古賀裕人文学祭　テーマ「ママにならないで」参加作品 人類は武力で滅ぼされるわけではない。 感染症でもない。陰謀でもない。 それは、共感と自由への渇望が引き金となりS…

実弥は婚約者の和くんと、婚姻届けを持ってママのところに行く。 でもママはある理由で結婚を反対し始めて……。 １時間で書いたものを人目に晒す。という古賀コン９参加作品です。 本…

学生時代、隠れてつきあっていた彼女の結婚式に呼ばれたわたし。当時の技術では女同士で子どもはつくれないからと二人は卵子を凍結して保管していた。わたしは保管していた卵子を差し出し、あ…

　私は、とある宗教団体の『教祖』である。本物の霊能力を持った立派な人物。 　そんな私は、少しでも世の中を良くしようと『ありがたや霊水』という名の商品を販売し始めた。これを飲めば…

雨上がりの午後。 娘が庭の楓の木の下で語ったのは、“ママ”になる前の私のことだった。 ――”ママ”であることは、過去を失うことではない。 静かな魔法のように流れる、母と娘の時…

カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】（10首連作部門）参加作品

pixivのさなコン2という公募に出して落選したものをカクヨムでも公開しておきます。ツイッターではかなり好評だったので、わりと出来がよかったのだと思います。イーガン病の一種として…

　ツイッターと「なろう」連動の個人企画・『書き出し祭り』。 　レベルの高い作品が集まり投票にて書き出しの良し悪しを競うもの……だと皆様思っていませんか？ 　違うんです！ 　あ、い…

読んだ本の感想置き場。 簡単な覚書程度の感想を置いていきます。 自分用の読書記録。 ネタバレありますので、ご注意ください。

　僕は一匹のモンシロチョウ。僕はある日、知ってしまった。 　『バタフライ・エフェクト』という、とんでもない力の存在を。 　なんでも僕たち蝶々が羽ばたくと、そこから起きた風が巡り…

　【カクヨムコン１０短編賞（エンタメ総合部門）＆読み切りコミカライズ賞受賞作】 　俺たちは遭遇してしまった。『雪女』が人を殺してしまう場面に。 　「このことを誰にも言わないで。…

　俺は、本気で喜んでいたんだよ。俺の書いた小説の文章が『国語の問題』に使われるって。 　そして今日、問題用紙が届いた。もちろん、俺は興奮してそれを読んださ。 　前々から確かに、…

いつかの時代のどこかの国。 潰えそうな希望の灯を、この先の未来へ。

コンテストに応募したい。ネタが浮かばない。 公募に出したい。何も降りてこない。 眠い。まとまらない。眠い。書けない。眠い。つかれた。コーヒー飲みたい。 とにかく受賞したいヨシコ…

宗教画『教典を訓（よ）む少女の祈り』のモデル、リリア・フラーシルは、死後100年もの間、教会から聖人認定されるのを待ち望んでいた。司祭ドゥマン・ヴァザールを救ったことにより、生前…

父クロゼルの狂気の狭間に突き落とされ、しかし時折、正気に戻る父によって彼女は城から見て高い塔の上に幽閉され監禁という名の保護されている。 そして父は禁忌の人体錬成に亡くなった母を…

　1994年、奥多摩の白神村で一人の男が全村民を殺害するという前代未聞の大事件が起こる。後に「平成の八墓村」と呼ばれるようになったこの事件であったが、やがて、事件後に廃村となった…