代官坂のぞむ

礼音には予知能力があった。 しかし、視えるのはいつだって『選ばなかった方の未来』である。 時間は一次元であると言うが、選ばなかった方に流れる時間は並行してそこにある。つまり時間は…

『モノ』には、いつしか『生命』が宿る。 そして、それを神格化した『モノ」を『付喪神』と云う。 少年は「其処」にいる。 「物」を抱えた「己」を「知」ってもらうために。 …

　とある日曜日。俺は、資格試験を受けるために会場である高校へと来た。駐車場に車を停めるが、人がいるような気配もなければ、音もしない。不安を抱えながら校舎の方へと歩いていくと、昇降…

26歳OLの花山花は、めっちゃ可愛い妹・華恋がいる以外は何の変哲もない「普通」の日々を送っていた。 困っている人には弱く、ついお節介を焼いてしまう。 ある日、仕事に行けず困って…

「明日は何を着ようかな♪」 土屋小雪の独り言を拾うのは、幼馴染で自称婚約者の幹（つかさ）くん。 傾国の美女（笑）小雪ちゃんは、ストーカー幼馴染を振り切ることが出来るのか。 ※こ…

　武田 優織（たけだ ゆうり）は誰もいない日本の知らない土地で目覚める。 　目を覚ます前の記憶は交通事故に遭う記憶で、ここは天国なのだと思い、自由に楽しく過ごす少女だったが、あ…

カクヨムコンテスト10短編　応募作 本当は行かないでほしい。 だけど、あなたは行ってしまうのね……。 その背中に、私は呟く。 「絶対に戻ってきてくださいね」 それは一方的な、…

――これは、 はるか遠い未来で紡がれる、ふたりの「ニンゲン」の悲しき“哀”の物語である。 アダムとイヴは、その世界で互いを求め合い、愛し合う。 しかし……。 やがて、ふた…

魔法少女危機一髪！！ ――多分ッ！！ 全ての真実は――ぜひとも貴方のその目で見届けてくださいッ！！

学級委員長である私⸺不二(ふじ)は、いつもいつも言うことを聞かないギャル橘(たちばな)さんに怒り心頭だった。 だから腹いせに……というのを口実に、ずっと嗅いでみたかった彼女の体操…

物語の登場人物の記憶力、良すぎ問題。 キャラクターの滑舌、滑らかぎ問題。 伝達内容全て正しく伝わる問題について思うこと。

幼い頃、純真だった私の心を掴み、今も捕らえて離さない彼の話。 犀川よう様主催「【既作品不可】エッセイを書きましょう2024」に参加作品。 https://kakuyomu.jp…

額に赤い傘の模様が浮かんだ人間は、翌日、必ず死に至る運命にある――。 死ぬ前日『傘神様』と呼ばれる土地神が迎えにやって来る――触れられたら最後、水になって消える。 そんな村に住む…

バイト先の先輩⸺皆月楓さんは、巨乳で清楚で天然で…誰が見ても魅力的な人だ。 私⸺友江渚は、そんな皆月さんに気が付けば心奪われ翻弄されていってしまう。 きっかけはある日、バイト…

離島で、護衛兼子守役の三獣士と暮らしていた「鬼姫」こと、鬼ヶ崎華。 縛りが強い本家から自分の意志で出て行き、離島に住んでいた彼女。 ある日、本家に居る父親から呼び戻され、仕方な…

「ようこそ、このおぞましき世界へ」 正体不明の深淵の魔法少女“アビス”がわらうとき、世界は音を立てて崩れていく。 「欲望を抱くな」 “彼女がくる” “彼女がきたら……

「一度でいいからヤラせてください！」 　罰ゲームで押しに弱いクラスメイトの田野美咲に土下座した道玄坂傑。　 　このあとは謝罪の土下座を何度でも繰り返すつもりだったが、美咲の返事…

近年、文学フリマの参加者は年々増えております。 「自分」を表現し、同人誌などの物理的な創作物……みずから「文学」と信じるものを生み出し、イベントに申し込んで発表する。 この過程に…

明るい食卓には、いつも花が飾られている。 幸せの象徴のようなその習慣は、いつしか姉弟の中で形を変えていく。 壱単位様のプロット交換会にて。 https://kakuyomu.j…

　五年ぶりに、僕はこの町に帰ってきた。 　さまざまな思い出がある、この町に。

　社会人三年目でバリバリ働く谷口 和奏（たにぐち わかな）は付き合っていた彼女に振られ、深く落ち込んでいた。 　そんな時、母親から小さい頃に仲の良かった従姉妹の五十嵐 紗夜（い…

悠と春香のカップルが仲間たちと仲良く海水浴に行くだけの話です。 ↓こちらのお話とつながっています。（コレクション） 悠と春香の話（ミュージシャン×ファンの百合） https:…

【発売記念★書き下ろしショートストーリー掲載！！】 仕事は除霊「しない」除霊師！？　霊に優しいオカルトお仕事小説！ 　大阪生まれ、負けん気が強くてドＳ。そんなあおいの勤務先は…

【取り所】 取り立てて見るべき点。取り用うべき点。長所。取り柄。 クロノヒョウ様自主企画 「書き下ろしエッセイ募集！」 https://kakuyomu.jp/user_ev…

この物語はクラス振り分けのための入学テストで最低点を取ったがあまりに、「生徒お悩み相談同好会」という部活動を命じられた、捻くれていて思考が残念な男とバカと美少年と美少女によ…

感想が書けないのは書き方の基本を習わないからだと思う そしてこういったサイトでの障害はそこにはないかもしれない

人形制作に取り憑かれた女性と、たった一度の逢瀬と文通で女性に執着心を抱いた美しい男が、女性をあの世へと連れていく話。

ダンジョンが出現した現代社会、ダンジョンを攻略するための冒険者の中でも「無能」とバカにされていた荷物持ちの少年「神無月瑞樹」がいた。 他の冒険者から見捨てられ、ダンジョン内部で死…

注意）あくまで仮名を使用しています。 筆者の最近の経験をもとに、働く環境とは？　社会とは？　プライベートの充実とは？　など現代社会問題に向き合ってほしいという思いで書きました。

似た境遇の人が沢山いる現代に、こんな物語があった。ではもし貴方がその登場人物のひとりで、声をかけられたなら、なんと返すのでしょうか

高校一年生、江崎洋一は、ひょんなことから「ミステリー・クラブ」に入部してしまう。 ミステリー・クラブは日常に潜む些細な謎を解いていくという部活なのだが、 次々と相談が押し寄せ… …

　ホルスト・エレクトロンは、偉大なる魔術師ヒッグス家の一族である。 　ホルストは生まれつき莫大な魔力を持っていた。 　それを見込まれ本家の娘であるエリカ・ヒッグスと婚約しお互いに…

骨董屋を営んでいる飼い主・柳都とその飼い猫である黒猫・ディアナのほのぼのした日常を綴ります。 柳都視点＆ディアナ視点。（ディアナ視点多め） ほっこりほのぼのしたショートストーリー…

今日も優雅なお義母さま（ママン）と、義娘チンピラちゃんが往く。 犀川よう様企画「さいかわスプリングダッシュ」に参加しています。 ※この物語はフィクションです。怒らないでくださ…

私は授業を抜け出して学校の屋上に行く。 そこで出会った彼女は、床に腹這いになってある人物を狙い撃とうとしていた。 エモくない青春のお話。 ※この物語はフィクションです。実在の…

※本書は真剣に商業デビューを考えて公募など活動してながらも、なかなか結果が出ない方用の創作論です。 ※それ以外のアマチュアの方にはまったく必要のない話ですので読まない方がいいと思…

【日間・週間１位。プロ達のお役立ちアドバイス群】 ４月にTwitter（X)のトレンドになっていた「#新人作家へのアドバイス」の大雑把なまとめ。 確認した限り、プロ作家のアドバイ…

女性しか愛せず報われない恋に悩む愛里は、いつのまにか百合小説家の葉瑠のことを好きになる。 だけど葉瑠には想い人がいて……。 音楽と小説を介して繋がる、悲しい運命の三角関係百合。…

少女・花は、親友・桜と同じ相手を好きになってしまった。 花は自分の気持ちを桜に悟らせないようにするが、秘めた気持ちにもやがて限界が訪れるようになり……。 悩み葛藤する日々を送…

春一番が吹いた。 目に砂が入って視界がぼやけた隙に、私のアレを盗んで行った男がいる。 絶対犯人を見つけ出してやる。 ちょこまかとせわしない小動物系女子が盗人探しに奔走するお話で…

2024年2月のある日、私は耐え難い痛みに悶え苦しんでいた。 薬で騙し騙し耐えて来たこの痛み。 しかしこの問題を解決しなくては先に進めない。 なのに、どうしても体が動かない。 厭…

「その、俺を信じ切れなかった彼女と別れたんだ」 「信じて貰えないのは辛いですね……」 けれど俺は思いもしなかった。この背の高い後輩がのちに俺の心を癒してくれ、そしてまた彼女に裏…

ずっと好きだった彼への恋心を、別の人と付き合うことでやっと諦めたと思ったのに……。 そんなため息が出てしまうような一晩の出来事を書きました。

簡単な潜入捜査の筈だった。 都市警察特殊犯罪捜査課、通称「怪異班」所属の遠鳴尚登は、絶体絶命のピンチに立たされていた。 ——汝、我と契約せよ。さすれば助けよう どこの何とも…

僕の名前は可部野（かべの）紙魚緒（しみお）。 存在感がないことには定評がある男子高校生。 今日も、僕が通う「私立・ブンゴウ学園」ではおかしなことが起きているよ。 でも、僕が見てい…

両親を失い、森の中で独り暮らすエラは、ある日1羽の白い小鳥と出会う。 小鳥に導かれ、森の奥でエラが見つけたのは、怪我をして倒れた若い男性だった。 別サイトお題企画「灰かぶり姫」…

『健康促進部』に所属する男子高校生3人組。 部長のマシロ、副部長のタクマ、部員のトオル。 1月も終わりに近づき、そろそろバレンタインも近付く頃。 奥手な3人組に女子からのプレゼ…

理久と風花は幼馴染でライバル同士。 負けず嫌いな2人が繰り広げるお菓子なバトル。 お菓子食べたいなと思ってなんとなく書きました。 お飲み物片手にどうぞ。

この物語はフィクションです。 登場する人物。地名、団体名等は全て架空のものです。 女教師が生徒に手を出しているというお話です。

隣の席の彼女には秘密がある。 それは僕の、僕達だけの秘密。 「短編賞創作フェス」参加作品。