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明治のあの事件

以前、鐘古こよみさんから頂いたコメントへの返信の中で、一つだけ歴史ミステリーの謎が分かるとしたらどれがいいでしょうか、そんな話をしていたのです。
知りたい歴史ミステリー、沢山あります。
歴史ミステリーだけでなく、未解決事件も。

完全なる迷宮入りもあれば、犯人は分かっているんだけど検挙出来ないとか。
有名なヒンターカイフェック事件、あれ、犯人はもう分かってるけれど、子孫がそれと分かるかたちでいるので、迷惑がかかるから今は公表できないんですって。
「ほぼこいつ」
と見做されていても、当時の関係者はもう死んでるし、たとえ疑いは濃厚でも無罪かも知れませんから表沙汰に出来ないそうです。

国内の古いものなら、明治の青ゲット事件なんかも知りたいです。
踏み込んで一家惨殺とかではなく一人ひとりを外に呼び出してるところが不気味ですよね。理由も不明のまま。

行方不明系もドキドキします。赤城山主婦失踪事件とか。
家族の待っている駐車場から最後に目撃された地点は遠くないし、周辺は迷うようなところじゃないし、子どもじゃないんだからすぐに見つかるでしょ? 感があるのに行方不明のまま。
過去にも神隠しが出ている赤城。
赤城という名も、なんだか怖いですよね。


カクヨムに疲れちゃう人は、他の投稿サイトと使い分けるといいんじゃないかなー。
こちらを辞めなくてもいいから、どちらかをベースにしておいて、それぞれの投稿サイトの利点を使う。

カクヨムでは公開からのトータルPVであってもPV100なんて滅多につくことはないんですが、そんなわたしでも他所の投稿サイトではたった一日で1K、一週間ちょいで1Mが叶ってましたから。
PVなんて連載回数に応じて倍倍と増えていくので何の参考にもならないのですが、更新した直後に毎回ギューンと増えていたので、読んでくれてるんだな~としみじみしておりました。
そのくらい、ところ変われば破格すぎるほど破格に違うのです。あまりにも違うので、

「ほほう。これが噂のクローラーか……」

と自分で勝手に納得してさくっと撤退したんですけど、読者はちゃんといたんです。

短期間でたたたっと完結した作品でもそのくらいのPVは稼いだので、カクヨムで振るわない人でも他では読んでくれたりしますよー。

読専さんが多いところは「読みたいシチュを書いている人」に読者がつくけど、カクヨムは「書き手」に同じ書き手が固定でつく感じでしょうか?

カクヨムは書き手同士の交流が大きくて文芸サークルみたい。
なので創作仲間が欲しい人には最適です。
励まし合う仲良しサークルはもちろん素晴らしいのですが、システム上、その人たちが内部で大量の星をゴッソリ回し合っていて硝子の天井ならぬ鉄板みたいに上に巨大な蓋をして、上位のメンバーがほぼ固定化してまったく入れ替わらない。

この鋼鉄の鉄板相手にグループ活動をしていない人たちはどうにもならないところを、今回のカクヨムコンでは☆が20未満でも読者選考を通過した人がぽろぽろいたのが、とっても良かったですよね。

星20未満でも読者選考を抜けることができるんだ……!

これは途方もない励みになりますよね!
星の数はそこそこあればよくて、あとは良い作品を書くことだけに集中すればいいのですから。


◆「胸の中の石の鳥」
失敗作なんですけど、どこを失敗したのかきいてー。

・柴田恭太朗さんの三題噺企画「幸福、作業、破裂」
・柿月籠野さんのお題自主企画「靴下のあと」
・真花さんの純文学企画「天才の卵達」

エッセイとして書き始めたら、柿月さんの指定が『フィクション』でした。
なので慌てて書き変えました。
さらに真花さんの企画概要を勘違いしていたことも判明して、もう二重三重にうっかりさんすぎました。天才について書くんじゃなかったのねー。

さらにです、エッセイからノンフィクションに書き変える途中で、何を想ったか、
「そういえば八百屋さんにも分かるように書くのが現代ドラマだったな。よし、そう書こう」
なんて想い立ったんですけど、真花さんの企画は純文学です。
もう何考えてんのっていう。

それで、あっれ~? とか云いながら、「現代ドラマ」と「純文学」の双方に意識が行ったり来たりして書くなんていう、おかしなことになってました。

(私的な区別)
・現代ドラマは誰が読んでも喜怒哀楽が誤解されない。『説明』がきちんとされている。
※ただし作家が感想文を書くと思いがけない方向に飛んでいくこともある

・純文学は、人それぞれ受け止め方が違い、「何が云いたいのかさっぱり分からない」と云われることもたまにある。「もやもや」が残っていてもいい。
※異論は受け付けます


外部の一般公募における、下読みさんへの怨念を書いている人がいて読んで爆笑したんですけど、まあ作家になれなかったこじれた気持ちで下読みをしている人は本当にいるんじゃない?(笑)
最低限、下読みさんも、

 ・小説への深い愛がある人
 ・たくさんの本を読んできた人

ここは外さないで欲しいな。
意外といないかもですね、小説への愛がある人。
批評でも何でも、小説への理解、だけではなく、小説への愛がある人の言葉は、ちゃんと届きますよねー。

13件のコメント

  • 選考に関しては、なんか私も似たような経験があるというか、今まさに直接感じてるんですけど……💦

    小説じゃなく、あたしの本業の方でw
    まともに作ったこともない素人が、運営の側に居ることをいいことに識者面して選考するものだから……もう、めちゃくちゃだよ~! ということがありましたw
    彼らは、「映える写真」こそが全てで、実物を見る眼が無いのですw
    ……なんか、そういう方向にばかり偏っていくのも、なんだかなぁ……という気がしますよね

    ちなみに、純文学の解釈をみて、
    あ、やっぱりそうだったんだ!
    と、安心しました✨
    正直、あたしの読み解き能力だとワケわからぬものが純文学なのかなぁ…?という不届きな解釈をしておりましてwさすがにそれはないだろうと思いつつ、やっぱり分かりにくい、と思ったり✨
    純文学とは、そういうものなのですね✨
  • どちらの事件も初めて聞きました
    青ゲット怖いですね
  • たびたびすみません
    Wiki見てきました
    どちらも怖すぎますね
  • 天川さん

    本業は何をされておられるのかは存じ上げませんが、全くセンスのない人が采配したせいでもうめちゃくちゃだよ~! というのは、東京オリンピックの開会式閉会式の時に日本国民全員が痛感いたしましたよねw

    「映える写真」と「いい写真」の違いを学ぶには、ひたすら「いい写真」を観るしかないのでしょうか。
    いい写真だけではなく、「いいもの」ですよね。
    学生時代に料亭でちょこっとバイトをしていたんですが、そこの板長が変人で、時間があれば美術館の中に居るような人でした。
    休日は日本中の景勝地に行ってましたね。
    なんかそういう素地がある人じゃないと駄目っていう分野、ありますよね。

    現代ドラマと純文学の区別はわたしが勝手に決めたものなので、信じないで下さい(笑)
    いえ、純文学がなくて、わざわざ「現代ドラマ」というカテゴリになっているので、何故なんだろうと。

    現代ドラマは、『ドラマ』なので、昔でいうなら起承転結みたいなやつがきちんと入っていて大衆に広くうけて誰からも誤解されず、純文学はそんなの知ったことじゃないし読者の理解なんか必要としてないし勝手に書くからそっちも勝手に解釈して、という感じでしょうか?(笑)
  • @rnariboseさん

    そうなんです、怖いんです(>_<)
    なんで朝の5時に一人ずつ外に呼び出すの~?
    ヒンターカイフェック事件の方はほぼ犯人が分かっているんですが、多分その犯人の子孫がまだ同じ土地に暮らしているんでしょうね。だから公開できない。
    犯人は近所の人なんですよ多分。お酒に酔っ払った時にそれっぽいことを口走っていたそうです。
    当時の事情聴取がどの程度のものだったのかは分かりませんが、まんまとそこは切り抜けて、そのまま平然と暮らしているというのも怖いですよね。

  • ひとつだけですかー。
    徳川埋蔵金のありかも知りたい所ですが、やはりケネディ暗殺の真相ですかねー。
    この前クレイジージャーニーで吉村作治先生がクフ王の墓を探して今も掘ってるのを見てたらそっちも気になってきました。
  • 海猫ほたるさん

    徳川埋蔵金は徳川家の人が「ない」って云ってますけど、どうなんでしょう。あるといいですよね。
    ケネディ暗殺は組織の犯行なので犯人が一人じゃないし、どこかで誰かがぽろっとこぼして、さらに聴いた人もぽろっとこぼしてそうなのに、不明ですよね~。

    吉村先生www
    大昔から「なにかとエジプトで何か掘ってる人」のイメージですw
    クフ王の墓って見つかってないのですね……。
    もし盗掘されていない状態で発見出来たら、ツタンカーメン級の世紀の大発見になりますよね。
  • お名前出していただいてるΣ(゚Д゚)
    その節は楽しい話題をありがとうございましたー♪ 朝吹さんの気になる事件を教えていただいて、嬉しいです!
    どの事件も知らなかったので、ウィキペディアを読み耽ってしまいました。こ、怖……!
    社会的影響がありすぎるから解決しない方がいい、と当局に判断されて、そのまま未解決になっている事件もありそうですよね。

    国内なら私は千葉県民として「銚子事件」を推しておきます。
    昭和31年に、多数のUFOの目撃があった翌日に小学校の校庭で謎の金属片が発見されて、いろんなところに分析に出し、果てはアメリカ大使館まで巻き込んだのに、正体不明という……。

    ロズウェルか! って感じですが、銚子市はこの事件をきっかけにUFOで町おこしまでしていて、ノリノリです。ツチノコみたいに、真相が解明されない方がいい事件筆頭ですが、真実がわかるなら知りたいですねw
  • うひょー青ゲット事件、大好物。
    松本清張が『家紋』という短編にしていて知ったのです(ドラマ化もされてる)。市原悦子が読んでる朗読音源もあって、どこか民話みたいなこの事件に語り口がぴったし!

    さて、僕もその内に別のサイトに逃げるかも知れません――。
  • 鐘古こよみさん

    青ゲット、意味不明で怖いですよね……。
    わざわざ雪の日の早朝に毛布をかぶって現れて、一人ひとり外に呼び出す必要がどこに。
    最初の一人を外で殺しただけでも昂奮して動揺してそうなのに、また同じ家に行ってお婆さんと奥さんを順番に呼び出してるって、普通に押し入って惨殺するよりも怖くないですか?

    家に訪れたのが朝5時なので、凶行を決行しようとあらかじめ考えていたら徹夜してるか、外がまだ真っ暗なうちに早起きしてるんですよね。
    もとの狙いは主人だけで、殺してしまったことで他の二人も殺さないとと考えたのか、それとも一家皆殺しが目的だったのか。
    奥さんを呼び出した頃はもう夜が明けていて、ある程度外も明るいはずなんです。
    通りすがりの犯行ではなく怨恨なんでしょうが、「青ゲット」という名称込みで、じわじわ不気味な事件ですよね。

    銚子の校庭に落ちた金属片!
    ジンバブエのアリエル学園UFO目撃事件も小学校でしたよね。
    小学校好きなのかも( ´艸`)

    UFOがらみの不思議こそ、生きている間に全容が分かる時が来るのかなぁ。
    分かるといいような、知りたくないような、です。
  • そうざさん

    大好物って(笑)
    提灯に家紋がついているんでしたっけ……うっすらとした記憶しか。
    この事件、『青ゲット』という名がかなりの効果を上げてますよね。現代人だとまず「ゲット」って何?
    から始まるじゃないですか。
    ああ毛布なの、じゃあなんで毛布をかぶってるの……と。
    軍用毛布の疑いがあるんだったかな、忘れてしまいましたが。

    えーそうなの、そうざさんも他のサイトに移動されるの?
    実力派なだけに、もう少し高レベルの人たちが集う執筆サイトがあったらそうざさんは確実にそちらの方が良さそうですよね。
    毎回、ハイクオリティなので呆気に取られてますよ~。
    そうざさんはどちらの投稿サイトがぴったり合うのかなぁ。
  • 朝吹様

    未解決事件を朝吹様の透徹した視点で捉えていただけたら、もしかしたら解決の糸口が見えてくるのでは、と思います。

    朝吹マニアの自分としては「一日一朝吹!」(一日一善みたいで、すみませんm(__)m)を心がけているのですが、カクヨムに来られない日もあって、なかなか上手くいきません。
    でも、今日は二朝吹でした\(^o^)/

    昨年のちょうど今頃の時期に読ませていただいた
    『皇帝の従妹』の名場面の数々は今でもありありと脳裡に甦ります。アイストスが好きでした。ずっと好きです。
  • ブロッコリー食べましたさん

    わたしが考えそうなことは皆が考え尽くしているだろうから無理です(笑)
    「テントガール事件」みたいに迷宮入り後、三十年後に素人探偵が身許を解いちゃうこともありますから、そのうち誰かが真相に辿り着く事件もあるかもしれませんね。
    下山事件もすごく考察されていて、闇が深いし、興味がつきません。
    決定的な重要証言をした宿のおかみが実は犯人サイドから全部云うことを決められていたとか、どれだけミステリーなのっていう。

    一日一朝吹!
    あっという間に食べつくされてしまいそうです~。
    「わたしのキモオタくん」Ⅱから読んで下さったのですね。単品でも読めたと想いますが、読んでのとおり、Ⅰのスピンオフになってます。
    後ろから読むとまた別の楽しみ方が出来ますよね。←よく番外編から読んでいく人。

    「皇帝の従妹」はブロ子さんに読んでもらえて本当に良かったです。ありがとうございました。
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