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読者選考とは(そして新作のお知らせ)

💕レビュー・コメント・ハート、いつもありがとうございます💕


漫画原作「サレ妻、サレ女の華麗な復讐」を募集するなら、「サレ男」も募集したらいいのに。
でもサレ男(NTR)の華麗なる復讐なんて、読んでてもスッキリしなくて後味悪いかも。
やっぱりサレ男さんについては「男の格が落ちた」、復讐しても「男の格を落とす」というイメージになるからでしょうか。
いやあんた女を寝取られたヘタレってだけなのに、何が華麗な復讐……みたいな。
華麗ぶってる場合かと。
くれてやれよ、ていう。
よほどの計算高い悪女に対して復讐するならともかくですが。


サレ男さんの場合、マジな復讐って、そこまでやるかなぁな胸糞案件か、一気に殺人に向かいますよね。
だからもしサレ男特集があったら、コメディ路線の愉しい作品にした方がいいでしょうね~。

浮気されたサレ女が一生懸命、知恵をしぼって華麗な復讐をする場合も、
「おーほっほっほ」
高笑いしてどこの悪女かという終わり方をするのか、
「ママ、今日は機嫌がいいね」
「そう?」
「眉間のしわがなくなったよ」
「今日はファミレスで夕食にしようか。好きなものを何でも頼んでいいのよ(慰謝料入るしな)」
「わーい」
子どもと手を繋いでほのぼの歩く終わり方をするのか、漫画になることが前提の賞ですから、絵面大事。


そしてカクヨムコンの季節が近づいてまいりましたようでそれ絡みの投稿をちらほら見かけます。
読者選考って、背筋さんの「近畿地方」みたいなやつだと思うんです。
あれこそ読者選考。
公開したのがカクヨムコンの後という時期も良かったですよね。
もしカクコンにエントリーしていたら埋もれないまでも、あそこまでの一極集中ブーストはなかったかもしれません。

読者選考っていっても、☆の数を見たら、もうだいたい分かってますからね結果。
「跳ねる」系をのぞけば、読専さんを大勢抱えた普段の上位からだいたいこの辺の人たちが順当に一次突破しますよね~って。
普段から光がそこそこ当たっている人に順当に光があたる。
あとはボーダーラインに居る人たちがランクインするか洩れるかくらいの差です(ここが大事! 応援するのもここが大事!)

わたしは一次突破するのは絶対に無理なボトムゾーンにいるので、応援メインで動きますよ~!



カクヨムコン、異世界ファンタジーは今年も可哀そうなんだろうなぁ。
四谷大塚の塾講師がロリコン犯罪で逮捕されてましたが異世界ファンタジーも、「ロリコン・エロ・ハーレム」そういうのばかりが上位にいっちゃうし書籍化する。
星爆しない、硬派なファンタジー創作者さんほど、底に沈んだままなのが可哀そう。
歴史ジャンルの戦史・戦記ものだと、固定の好事家さんがついてくれるのにね。

カクヨム甲子園の広告バナーのイラストが好きだったんです。
青味があってアンニュイで。透明感があって良かったです。
でも、
「高校生ですが小説書きましたバッバッバーン!寝とられです」
NTR書きましたよね彼ら。
それでその層が、軽く向こう十年の、異世界ファンタジーの旗手ですよねきっと。
異世界ファンタジーの解釈が、『ハヤカワFT文庫系なのか、なろう系なのか』で別ジャンルといってもいいのに一緒のところにあるの。

がっつりエロありの異世界ファンタジーって、せめて漫画「ベルセルク」みたいなやつなのかと想ってましたよ。
あまりにエロいんで、「これがベルセルクの二次創作か~絵が巧いなぁ~」って読んでました最初。
それが本家。
本家だから絵が巧かった。エロいのは本家だった。同人誌かるく超えてた。

ベルセルク、作者が急逝した後、作者の親友の漫画家さんが続きを描いておられまして、この前単行本が出てましたね。(※監修のみ。作画はアシさん)
本人にもやりたいことがあるんだろうに、ベルセルクの続きを描くことを決めたというのは、なかなか出来ることではありません。
元がパワーある作画だったので、難しいですよね。あくまでも「二次創作」になってしまうのでしょうが、納得のいく仕事になるといいですね。

それにしても四谷大塚犯人が若かったです。老けた高校生みたい。
あの年齢でもう真性のロリコンに仕上がってるのがすごいです。
彼らとて小学生だった頃はあるのに、その時は同級生として見ていたんだろうに、児童に対して「可愛いよハァハァ」と欲情するというその感覚が分からない。
それとこれとはまた別腹なの何なの?
当時はミミズだったの?



(新作)
▶「君よ知るや」
カクヨムの公募「世界を変える運命の恋」用の書き下ろしです。
読んで下さる方は追いかけても、完結してからでも。

三人称で書いていたことに今頃気が付きましたが物語が勝手に動くので書きます~。

最初に書いていたものがあまりにも無理矢理つくりました感だったのでボツにした後、気を取り直して、結局、自分の好きな方向性でいくことに。
自分の信じるものを精一杯書いたほうが、「実はこういうのが好きです」という人が、後からでもぽつぽつと読んでくれるのではないかと。

「君よ知るや」は、「皇帝の従妹」と世界観共有してますが、独立したまったく別の話です。
ところが。

公募には文字数に制限があります。2万字以上6万字以下。
だいたいこのあたりで折返し地点かなってところで、すでに規定の6万字に手がかかってしまったのです。
サーッと蒼褪めて、ここ数日は、削って、削って、削り続けていました。
どれだけ削るんだというほど、3万字は削りました。

なんとか6万字以内に収納しなければ。
ちょっとくらいは超えていてもいいみたいなんですが、それも許容されるのは千文字くらいでしょう。
後半に向けて、あと2万字は余裕が欲しい(どういう状況)
削りながら書き進めます。
どうしても無理だったら、そのまま6万字オーバーで書き続けちゃいます。

「6万字では難しいでしょうが」って公式さんもしみじみと云っているくらいなのだから、いっそのことと2万字くらいにおさえて、「続きが書けます」をアピールするほうがいいかもしれませんね~。
短篇の方が良かったのかも。
「世界を変える恋」ですから。求められる物のスケールが大きい。

6件のコメント

  • ベルセルクの続編、親友の方が生前に作者の方に続きをどうするかを聞いていて、自分がやるしかないと奮い立ったのと、作者のアシスタントの方がどうしても続きをやりたいと願い出て、担当の方が環境を整えて……とまるでガウディのサグラダファミリアの様に遺された人達で完成まで作り続けると言うのが胸熱です。
    カクヨムコンはお祭りですから、上で担がされるより神輿の端の綱をそっと手にして一緒に練り歩くくらいの気持ちでいた方が気が楽で良いかもしれません。
  • 海猫ほたるさん

    アシスタントさんたちがあの絵をほぼ損なわずに引き継げるのが奇跡だし、皆さんのベルセルク愛が伝わりますね。
    未完になりそうな大作をいくつか思い浮べても、誰かが後を継いで描ける気がしませんから、本当にたまたま近くに構想を全て聴いている親友がいて、作品継続に熱意のあるいいチームがいたんですよね。

    三浦氏の画力は最初からほぼプロの域にいた方だったという話をどこかで聴いた気がします。
    アシスタントに行って、「教えることがない」と返されたとか。
    好きかと言われたらちょっと好みとは違うのですが、これは私の好みのストライクゾーンが狭すぎるせいです。
    ダークファンタジーとして完成されてましたよね。
    彼の絵で、海外の有名どころのファンタジー小説を漫画化してもらいたかった気がします。
  • また間接的に思い出した事を――僕が昔アシスタントをしていた漫画家さんも「作者急逝でチーフアシスタントが受け継ぐ」パターンでデビューした人でした。

    最初は絵柄を寄せていましたが、段々と自分の絵柄に――と言うかどんどん本家よりも上達して行った感じで「実地こそが上達の近道」と感じました。日本の漫画、特に少年漫画界は「画は描いてる内に何とでもなる」とデビューさせちゃう懐の深さがあるようで。

    『ベルセルク』の絵柄はバランスという意味では偏っているでしょうけど、オールマイティーよりも突出した魅力が物を言うのが創作の世界なのでしょう。
  • そうざさん

    最近は運動や睡眠時間に気を付けている方も多いでしょうが、大変な仕事であること、座りっぱなしが避けられない為にか、作者急逝ってわりとあるみたいですね。漫画家人口を考えると病死や突然死があってもおかしくないのですが、未完のまま亡くなると作者と作品の二重の死です。「描かれるはずだった物語」が永遠に消えてしまうわけですから。

    アシスタントさんも、大御所さんになると何人も抱えていて、浮世絵みたいな分業になっているのですよね? そのチーフアシスタントさんは今も現役の漫画家さんなのでしょうか。描く量=上達をそのまま体現された方ですね。

    「ベルセルク」はあれでいて少女漫画みたいなシーンが幾つもあって、夢のように綺麗な場面がたくさんありました。女性の衣裳の描き込みも細かいんです。女性に人気なのも頷けます。ああいう中世風の漫画は大好きなんですが、微妙に好みとはズレていて「読みました」というだけになっていた漫画、でも、世界に通用する画力でした。

    そうざさんが一体どんな漫画をお描きだったのかまったく想像が出来ませんけど、小説があれだけ書けるということは、漫画の方も絶対にクオリティが高かったはずです。一コマも疎かにせず、しっかりと作者の思考と絵が連携しているような漫画だったのでは?
    今はネットでもひょいひょい発表できますから気が向いたらもう一度漫画をお描きになるのもいいかもしれません。

  • 近況ノートへの返信は通知がない事に気付きました(自分で確認に行かなければ汗)。

    当該漫画家さんの引き継ぎ漫画はドラマ化までしましたが、その後、低家賃の仕事場へ転居(経費削減で自分達で引っ越し作業)、アシスタントを一人リストラ(僕が名乗りを上げた)、決して漫画家人生安泰という事にはならず、今も細々とやっているようです。

    日本漫画のメインストリーム「週刊連載」は余りにも過酷で、漫画に魂を売る覚悟がなければ無理と思い至って、僕は上達以前に断念した口です。そもそも文章なんか書けないけど絵ならば、という甘い考えでしたし。

    長らく絵なんて描く気になれませんでしたが、最近、近況ノートに駄洒落スタンプ(落書きとも言う)を上げたりして、それくらいの緩さで折り合いを付けてます。
  • そうざさん

    そうなんです。よそ様の近況ノートに書いても「返信」の通知は届かないのです。なので書き込んだら忘れずに覗きに行かないといけないのです。
    地味に不便ですよね。

    週刊連載は過酷すぎるので、せめて隔週ですよね。隔週でもきついかも。ただそれを今までの漫画家さんがやってきたという実績があるので、よけいに見直されないのでしょう。
    週刊連載って「早く続きが読みたい!」という読者の声に応えているので、web小説なら毎日更新がそれに相当するのかなぁと。
    子どもの頃の印象でも、週刊漫画から出てきたものは勢いがあってアニメ化も早く、月間とかになると、内容も青年向けになってた気がするんです。

    漫画「重版出来!」を読んでも、売れっ子さんは豪邸が建つ一方で、そのほか大勢は赤貧ですよね。
    そして悪名名高い、使い捨て。
    この漫画の中に、「アシスタントのプロ」が出て来るのが面白かったです。
    どんな現場に送り込んでも使える。素晴らしいスピードで仕上げる。
    「先生このパース狂ってますけど、ぼく判断で修正していいですか?」
    「そのままで」
    「わかりました(淡々)」
    こんな感じの人なんです。
    現場を去る時の条件といえば、「仕事が遅い先生だから」(笑)


    駄洒落スタンプ拝見しました~。あらららら? 
    電球とかイカとか、かわいい感じなのですね( ´艸`)
    お描きになっていた漫画は劇画かスポ根かな~なんて想ってました。
    あんな可愛い系なら、雑誌のコラムの挿絵なんかに採用されたかもしれませんね。
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