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2020年3月18日の近況報告 せんきょの ちからって すげー!

 普通選挙って「物凄い」ことで、国民が権力者に直接物を言えるほぼ唯一の機会だ。
「トロピコ」という国家運営シミュレーションゲームでは選挙権を富裕層に限定することが出来て、そうすると貧民の意見はほぼ完全に無視できる。
 日本では選挙に行かないやつは「独裁に加担している」とも言っていい。


 もっとどぎつく言うことが許されるのなら選挙に行かないってのは「私はペットや家畜未満です」って自ら断言するようなもの。
 人間なんて選挙権が無ければ家畜にすら勝てない存在ですよ。乳は出ないし、肉は食えないし、皮は使い物にならない。
 それにエサを与えるだけでは不満をためて給料や娯楽を求めるし、そのくせ犬猫みたいに可愛くなくてブッサイクと散々ですよ。

 その一方で例えばウシは乳も肉もおいしいし、皮は頑丈で革製品になるし、エサと寝床さえ用意すれば満足して給料や娯楽なんて必要ないし、力もあるから開墾もできる。
 人間よりもウシの方がはるかに人間のためになる。だから選挙に行かない奴ってのはウシ未満。搾取され殺されるのにふさわしい存在だ。

 あるいは選挙に行かない奴は「私はAIよりも劣る存在」だと公言するようなもの。
 人間にあってAIには決して無いもの。その貴重な1つが選挙権だ。今後AIに仕事を奪われるだろうが、選挙権だけは何があっても絶対に奪われない。人間が家畜やAIに勝る数少ない点、それこそが選挙権なのだ。


 事実、オタクを擁護する山田太郎氏が当選して以降、国策で表現規制の強化は今のところはされていない(県条例では香川県でゲームが規制されたが)。
 なぜなら「オタクは票になる」事が証明されたので下手に規制を強化してオタクを怒らせたら票が流れて落選する、という危機感を政治家に与えたからだ。

 仮にオタクが積極的に投票しなければこういう流れにはならなかっただろうし、規制強化もされただろう。
 選挙権というのは自らの意思を政界に直接叩きつけることが出来るほぼ唯一の機会だ。これが無いと人間はAIや家畜未満になってしまうのだ。
 だから選挙に行け。先人たちは選挙権を手に入れるために「文字通り」「血を流し」た。先人の英知を無駄にしないためにも、搾取され殺されるだけの家畜にすら劣る存在にならないためにも。
 だから選挙に行け。行って投票しろ。

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