ＴＶのニュース番組を見ても「物価高が家計を圧迫してうんぬん」っていうナレーションに主婦のインタビューが付いてきますけど、
じゃあ聞くがお前は「お金が足りた、これ以上は無くても良い。と感じた時はあるのか？」というひねくれた質問の１つくらいはしてもいいのではと思うのだが。
勝手に答えを書いちゃうけど多くの人は「一生お金が足りた瞬間が無いまま死ぬ」と思います。
昔「親ガチャしくじったからパパ活しないとまともな高校生の生活は遅れません。普通の高校生になるにはどうしても月１０万円は必要です」
っていう「そのセリフ、お父さんやお母さんの目を見て背筋をピシッと伸ばして一字一句たがわずに堂々と言えるかい？」っていう意地悪な事言いたくなるような発言があったけど、
仮に月１０万あっても絶対に満足しないぞこういう奴らは。
お金って海水みたいなもので「飲めば飲むほど欲しくなる」ものなんですよ。
仮に宝くじに当たっても「消費する金額のケタが普段と３～４つ変わるだけ」でお金が足りないって言うと思います。
宝くじに当たることはまず無いと思いますが、親が死んで遺産を相続する。なんてことは現実問題としてあり得るわけでして、
いきなり年収の１０倍、２０倍のお金が何も苦労せずに転がり込む……となると人は狂うんですよ。
多分遺産相続でお金が入っても「たった１億か」って思うでしょう。１億って言ったら年収５００万の人からしたら実に２０年分の収入になるんですが。
そうやって財産を相続して大量のお金があると「何とかして運用しなくては」と思って「名前だけは聞いた事がある証券会社に全ベット」してスッカラカンにするでしょう。
そもそもの話として、資産運用って言いますけど「ウクライナの戦時国債」ですら年利１８％かそこらなので
年利１０％以上はもちろんの事、ましてや２０％以上ってのがどれだけうさん臭いか、聞いた瞬間に嗅覚で嗅ぎ取れないっていう時点で論外ですからね。
『聞いた』瞬間に『嗅覚』で嗅ぎ取る、っておかしくないか？ って思いますけどそれだけ「直感で」分からないとダメだっていう話です。
「そんな簡単な事さえ」分からないようでは資産運用しようだなんて「無免許運転」位にあり得ない話ですよ。そのうち事故起こして死ぬのがオチかと。
個人的には１億の遺産が入ってきたらせいぜい「年利０.５％、大冒険して１％程度」で運用して年金の補助にするくらいが妥当かと思います。年５０万～１００万のカネが余分に入ってくるのに元金の１億円は減らない、ってだけでも良い話でしょ？ そういうものですよ投資ってのは。
人間の欲望は本当に底なしで、億に届くカネが入っても「もっと欲しい！」って思っちゃって「これ以上は要らない」って思う事、無いのでは？ と思いますね。
資産運用とか言って詐欺師に有り金ごっそり取られるのもそうですし、変な投資に首を突っ込むのもそう。
古代中国の思想家、老子の言葉に「足るを知る」ってのがありますけど、現代人にこそ！ 全員これを学ばせる必要があると思います。
俺も一見無欲なふりしてるけど、実際には誰よりも強欲な中年オヤジだし。
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