「魁国史后妃伝 ~その女、天地に仇を為す~」(
https://kakuyomu.jp/works/16817330666693315522)、本日は朝夕2回更新となっております。通知の見落としにご注意くださいますようお願いいたします。
この土日で執筆進めることができまして、手元では残り2話+おまけを書くだけとなりました。(前回の予告より、おまけ分が1話増えております。そこを加味しても、たぶんカクコンの受付期間内に終わるのではないかと……!)
いよいよ展開も緊迫感が増していっておりますが、翠薇の復讐、望みがどう決着するかを見届けてくださいますよう、今少しお付き合いくださいますようお願いいたします!
そして、はに丸さんより翠薇のイラストをいただいたので自慢します!
豊かな髪の流れ方、誘う指先と微笑、傾国の悪女を描いていただきとても嬉しいです!!
はに丸さんは、古代中華・春秋戦国時代をよく書かれています。今回のカクコン参加作では以下の二作がとてもお勧めです。
「父の仇に許された」(
https://kakuyomu.jp/works/16817139555463331404)
逆賊の子であった主人公が、父の仇である君公に仕えて少しずつ権力を握っていく戦記風物語──とはいえ主人公は非常に忍耐力ある篤実の人なので、認められていく姿を心から応援したくなります。政治の場での緊張感あるやり取り、教養溢れるギスギスに手に汗握ります。
「青春怪異譚〜傲岸不遜な公族大夫の日常」(
https://kakuyomu.jp/works/16817330651050151305)
上記作品の孫世代のお話。退かぬ媚びぬ顧みぬ! な俺様貴公子(霊感体質)が、神や怪異に祟られてはやり返すオカルトコメディです。何しろ俺様で反省しないしへこたれないし、しばしば自業自得なので、安心して苦しむ姿を楽しめます。容姿は美少女なのに意外と図太く根性ある後輩君(男の子)も可愛いです。
いずれの作品も、史実として伝えられている限られた情報から、生の、生きた人物を浮き上がらせる筆致が素晴らしいです。「父の仇~」については、史実をもとにしたストーリーなので、調べようと思えばいくらでも「ネタバレ」を調べられるのですが、そんな気は一切起きず「この物語」の続きが気になる! と読破した作品です。とてもお勧めなので読んで欲しいし、読まれた時は(見たいので)私に見えるところに感想を残して欲しいです!