月代零

古い洋館を改装して造られた古書カフェ・桜華堂。その裏庭にある桜の木の下で待っていれば、失った大切なものにまた巡り合える、という逸話があった。 親の都合で親戚中をたらい回しにされて…

※毎週土曜日１２時更新予定 　魔法と精霊が生きる、アルフェリア大陸。そこでは、大陸全域に勢力を拡大せんとするフェルス帝国と、周辺諸国との争いが続いていた。　 　そんな国の1つ、…

人生で初めて猫を飼った。 だが、相手は生き物。何もかも理想通りというわけにはいかない。失敗もあった。 そんな黒歴史を、恥を忍んで綴ってみる。 ※排泄物や怪我の描写があります。苦…

【嫁入りからのセカンドライフ中編コンテスト参加作品】 大陸の北側に位置する小国・エグレットの王女シャルロッテは、同盟国レーヴェの王子、ユリウスと婚姻の儀を交わした。 しかし、ユ…

人もすなる創作論といふものを、我もしてみむとてするなり。 ……と思ったが、創作論かどうかもわからないことを思いつくままにつらつらと書いてみる。 何を考えながら書いているかとか、…

叢雲ルカ様の自主企画「コテージで一年滞在するならどんなゲームを持っていく？的な質問」に参加させていただきました。 自主企画リンクはこちらです↓ https://kakuyomu…

新卒で就職した頃の話。 ガチめの事案なので、トラウマがあったりする人は閲覧注意です。

ある年の春先。私は引っ越しを済ませて、ウキウキ新生活が始まると思っていた。 しかし、次第に常に眩暈に襲われるようになり、原因を探ろうとしたら――！？

これは、僕が聞いた、あるヤバい男に関する証言です。 事実か、フィクションか？　ふふ、アナタのご想像にお任せしますよ。ふふふ……

※体験を元にしたフィクションです。 わたしは度々、黒く巨大な獣に食われそうになる夢を見る。その原因は……

ある日、風邪をこじらせて寝込んでいた俺は、目が覚めたら、剣と魔法の西洋ファンタジー風の異世界に転生していた。 転生先は、どこかの国の王子らしい。しかもイケメン！　これは第二の人生…

【KAC2024】「ささくれ」 とある国に、ささくれ姫と呼ばれる王女がいた。 この国の王族は、代々癒しの魔法を持っている。特に女性にその力が発現しやすく、王家の女性は「聖女」と…

【KAC2024】「めがね」２作目。 終焉を迎えた世界に残された一つの眼鏡。眼鏡は、これまで見てきた世界を記憶していた。 そこから、新たな世界が始まる。

【KAC2024】めがね

【KAC2024】色 注）なんちゃってSFです。 人類はある時から、色彩を認識する能力を失った。 地下に建造されたコロニーで生まれ育った少年・煌夜（こうや）は、色を認識できる…

【KAC2024】トリあえず 昴は小説投稿サイト「ヨムカク」で、出されたお題に添って小説を書くというイベントに参加していた。 そこへ、桜華堂の下宿仲間である那由多がひやかしにや…

魔女の姉妹、ルルとミミは、ほうきで空を飛ぶ練習をしていた。 しかし、妹のミミは、なかなか上手く飛べるようにならない。 ずっと妹のほうきを支えていたルルは、ある日その手を離してしま…

【KAC2024】お題「箱」 桜華堂で飼われている猫、スペランツァ。新しく買ってもらったベッドよりも、それが入っていた箱がお気に入りだ。 ある日、その箱で昼寝をしていたら、不思…

【KAC20242】「住宅の内見」 彼は、自分の住める家を探して、内見を繰り返していた。しかし、実際は内見まで至らず、外から眺めるのみ。 ある日、やっと家の中に入れてもらうこと…

【KAC2024】「〇〇には三分以内にやらなければならないことがあった」参加作品 森山昴は、大学の入学試験を受けていた。 しかし、試験終了の三分前、マークシートの解答欄がズレて…

度重なる天災や戦争、疫病などにより、人類は大幅にその数を減らし、地上は瘴気に覆われ、生命の根付かない土地となり果てた。生き残った人々は、結界に守られたわずかな土地で細々と暮らして…

今日も数多の物語で、国外追放されし者たちがいた。 新天地を目指す彼らの前には、不思議な関所が現れるという。 そこの役人は、膨れ上がる行き場を失った人間たちの行列をさばくのに、今日…

猫の朝は早い。 まだ寝たいかいぬしと、朝ご飯を要求する猫の攻防が繰り広げられる。 冒頭は『走れメロス』のパロディです。ほぼ実話。

※ネタバレに触れないあらすじ 中学一年生の少年・奏太は、クラスでいじめに遭っていた。 こんな自分は嫌いだ―― そう思っていたある日の帰り道、奏太は見知らぬ骨董品屋に辿り着く。そこ…

彼氏に浮気されて別れて傷心の晴美は、友人の渚と居酒屋にいた。 愚痴って飲んで食べて忘れよう。

気が付くと、男は暗い空間にいた。 そこへ現れたのは、これから死ぬ予定の人間のリストを持つ男。

わたしは七番目。七は幸運の数字。だからわたしは幸せに生きられるはず。今度こそ。

子供の頃から運動が苦手な僕。 ある日、息子の幼稚園の運動会で、親子リレーに出ることになり、息子と一緒に練習に励むが――

深夜、あたしはあてどなく歩き続けていた。 疲れ切って歩けなくなり、見上げた空には星が燦然と輝いていた。

同棲中の彼氏と家事の分担でもめた次の日。なんと彼氏が朝食を作ってくれていたが、そのお味は――？

ある時、ある場所に、ぬいぐるみのお医者さんがいました。 そのお医者さんは、夜な夜なやってくるぬいぐるみたちの傷を直し、話を聞きます。 さて、今宵のお客様は――

家にいたくなかった少年を受け止めてくれたのは、老夫婦の経営する小さな本屋だった。 しかし月日が経ち、少年は夫婦に何も告げずに街を出てしまって―― ※連載中の拙作『桜華堂で待って…

一枚の絵を元にお話を書く企画で書いたものです。 人類が滅びた後の世界で、二つの種が芽吹きました。人間が好きだった彼らは、人間の姿を再現してみようと、少女の姿を取ることに成功しま…

身の回りに起こったことは全部ネタにしてやろうという、作家根性で書くエッセイ。 タイトルの如く、上階からの水漏れ事故に見舞われた話です。 ※あくまで個人の体験です。同様の体験をし…

ここは龍神に守られる村。 村の巫女・ニナは、やがて龍神の下に嫁ぐ運命にある。彼女に密かに想いを寄せる少年・カイは、龍神との婚礼の前に、彼女を連れ出そうとするが、彼女の答えは。

お題【傘】です。 はじめのマンションの隣には、クラスメイトのゆかりの一家が住んでいた。そこではおそらく、父親によるDVが起きている。 それを察しながら、はじめは何もできずにいた…

作者が猫を飼いました、というエッセイです。 以前noteに書いたものを改稿したものになります。 その頃、作者は隣家の騒音に悩まされていました。ついに耐えられなくなり、ペット可の…

お題は【さつき】です。 さつきの花が咲く庭で、その女性は戦地に向かった恋人の帰りを待ち続けていました。 けれど、やがて彼女の身体は病に侵されてしまい――

テーマ「アイスクリーム」です。 僕と詩織と達也の三人は、幼馴染。 でも、地味な僕と、陽キャな二人との間には、少しずつ距離ができていた。 そんなある日、僕は「相談がある」と詩織に…

魔術師ベアトリクスは、弟子は取らない主義だ。 1人で気ままな生活を送っていたが、ある日、奇妙な子供の世話を押し付けられるが―― これは、とある世界に生きる人々の、人生の一幕。

これは、魔王討伐に向かった冒険者の記録。 綴られていく旅の記憶。後に続く者のために、せめて道を作ろうと戦った者たちの記録。

学校に行けなくなった少女は、真夜中を漂う。救いは、どこに。

真夜中までカクヨムアニバーサリーに挑戦する男の独白。 エッセイのような、そうでないようなある一場面です。

「僕の手を借りてみませんか？」 　家来を信用せず、一人で仕事を抱えて多忙を極める王様の前に現れたのは、大きな喋る猫でした。彼の手を借りた結果は――？

※いじめがテーマです。苦手な方はご注意ください。 クラスでいじめに遭っている少女・宮川桜子は、ある日、転校生の和泉晶と出会う。 孤高な生き方をしている彼女に、桜子は惹かれていくが…

わたしたちは、何度も生まれ変わり、出会う。それが運命。 その先に待ち受けるものは……

食べれば不老不死になれると言われる、幸せの青い鳥。人間に追われ、怪我をした彼が出会ったのは――。 焼き鳥、出て来ませんね。無理くりです、ごめんなさい。

とあるエルフの旅の一幕。

KAC2022用に書いてみました。笑顔を失った少女と、彼女を笑わせようとする男の物語。