写真を参考に添付致します。宜しければ下段をご覧下さい。ずっと下のほうでしゅ。
こちらが現存する帝國圖書館の表側(通り側)外観になります。
戦災にも見舞われず、上野公園の北に今も「国際こども図書館」として稼働中。学童向け施設とあって、大人が独りで参ると大層怪しまれ、危うく事案になるところだったし。
写真で見ると全体的に黒っぽいですが、実物も燻んでいます。
『書肆グラン=ギニョヲル〜』一話等で「白亜」と形容したのは、帝國圖書館に頻繁に足を運んだ菊池寛の短編『出世』の表現に因みます。当時は白かったのかな。裏側の化粧煉瓦は白いけども。
大きな窓は二階と三階部分で、途中に継ぎ目っぽい壁があります。二階は普通に近いけど、三階はホールのような高い天井でした。
当初の建築計画では、この部分が両ウィングのひとつになる予定でしたが、
日露戦争などで国庫が逼迫し、三分の一程度の建設で終わりました。
新作では、図書館など実際に関係箇所を訪れ、累計で三十分以上に及ぶ怒涛の取材を敢行したりしていて、写真が使えそうなものは、近況ノオトの仕様を利用してアップする所存です。まあ、最初の頃、だけなんだけども。
(寫眞撮影:福助)