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🍁🍂🍁秋晴れの天高く、黒魔道士は丘の頂上に立てり

宿長「えー、シーズンもオクトーバーとなりまして、オーディエンスの皆様方におかれましても、心地好いオータムをお迎えに…」

パの字「話しが長えよ。普通に喋って貰えないっすか」

宿長「いや、そういうリクエストをされても、当方としましては至ってノーマルなスピーチを心掛けておりまして、その」

プの嬢「宿長さん、こんな朝早くに集合ってなんなの?」

宿長「そんなアーリーモーニングでもなく…」

パの字「あ、宿長、今なんか隠したろ。怪しいな」

宿長「実はとっておきのプレゼンが御座いまして…えー、こちらのアートを皆さんに観覧して頂きたく…」

パの字「おお、サの字じゃん。それ画伯が書いたん? いつの間に?」

プの嬢「しかも、またまた額に入っているし」

宿長「これはスペシャルな仕様でして、オーディエンスの皆様方は、すらすらっとスクロールして頂きまして、まず、下のほうに添付されているものを観て頂きたいかと」

パの字「宿長、訳がわからないこと言ってないで、だから、それ、画伯じゃなきゃ、誰が描いたん?」

宿長「えー、ちくわ天。さんです」

プの嬢「今、途中で句点が入ったようだけど」

宿長「固有名詞だからリスペクトするんです。それは良いとして、ちくわ天。さんは、本格ファンタジー『ノイエラント』の作者でもあり、こちらの作品は非常に面白く、今は国づくりの良いところで、主人公たちも更に躍動しております。URLも呪文風に付けたりして https://kakuyomu.jp/works/16817330654964429296

プの嬢「あれ、パドゥメちゃん、話しが長いって突っ込まないの?」

パの字「御礼がてらの宣伝だからね。そこは長くても良いんだよ」

プの嬢「パドゥメちゃんが忖度するとは!珍しいこともあるのね」

パの字「そこは、さらっと流していこうぜ。でもさ、ちくわ天。さんの絵が額縁に入ってるのは分かるんだけど、なんで背景が青空なん?」

読書眼鏡「それは異邦の寫眞という技法にござりまする。絵を額に納め、それをキャメラという器具を用いて撮影したという次第」

宿長「本編ではラストにすっかり忘れられた眼鏡くん、説明、サンクス」

パの字「本編とかメタっぽい発言、やめて貰って良いですか」

プの嬢「何だか分からないけど、素敵ね。サフィちゃん、起こしてこようか」

パの字「いや、やめたほうが良いぜ。朝早く起こすと、すっげえ不機嫌で面倒になるし。で、そのさ、額に入れて寫眞ってのを作ったのは誰なん?」

仙人「それは、世界の創造主。別名、座付き作家とも言い表わされておるのじゃ」

パの字「おお、びっくりしたな。仙人、寝てたんじゃないのかよ」

プの嬢「ちょっと待って、仙人さん、何か様子が変だわ。ついに悟った…違うわ、取り憑かれているみたい」

仙人「帽子をとくと御覧《ごろう》じろ。少々、様子が異なる。これは某ファイナルフ○ンタジーⅨのビビちゃんの帽子と似てるのじゃ」

プの嬢「ええ…仙人さん、会話の中に伏せ字と二重ギュメを織り込んできた。これは凄いことよ」

パの字「訳わかんないぞ。帽子の色が違うってのは分かった」

仙人「元々は、この色の帽子に変える予定もあったのじゃ。つば広の黒い帽子は古里から出て直ぐ、道中の町か村で買ったもの。それを無くすエピソードを入れる予定だったのでしゅ」

パの字「何の話しなん。仙人は一体誰に身体を乗っ取られてるん?」

仙人「風に飛ばされて帽子を無くす…しかし、取りに行けば良い。造作も無かろう。ならば、吊り橋を渡る最中に突風で飛ばされ、深い深い谷の底に帽子が舞い落ちる」

パの字「それ、ふわっと舞い降りて帽子を取り戻せるじゃん」

仙人「故に、なかなか帽子を無くすパターンが思い付かず、ここまで来たという次第じゃ」

宿長「えー、各自、発言は短めに、簡潔にお願いします」

パの字「まあ宿長、仙人の話を聞いてみようぜ」

宿長「パドゥメさん、態度が違い過ぎませんか。なんで当方だけ毎回…」

仙人「要は、ちくわ天。さんの絵は想定していた状況を予見し、先回りしていた、と。また、この寫眞、緑っぽい丘の頂上は第九話のラストシーンを模して撮影したものなんでしゅ」

パの字「喋り方が怪しいぞ。仙人、誰に乗っ取られているんだよ」

読書眼鏡「まこと胡乱な輩。其奴、東国などにおわす河童なる妖に相違なきと見受けまする」

パの字「え、妖ってことは、お化けなん…」

プの嬢「たいへん、パドゥメちゃんが泡吹いて倒れた!」

読書眼鏡「おのれ河童奴、成敗してくれる」

サの字「あー、煩いなあ。起きちゃったよ。こんな明け方から何の騒ぎ? パドゥー、寝てるしさあ。んん? 大河、池、湖…違う、何か沼の底の匂いがするんですけど。これはまさか、グリーンな童子!」

仙人河童「また会ったでしゅ。でも、おいらは別の個体でしゅ」

サの字「別個体? そうなんだ。あれ、その絵は何? 私じゃない。これ、君が持って来たの?」

仙人河童「その辺の説明は難しいでしゅ」


宿長「えー再会を祝して、この辺で。まあ、とっ散らかったまま終わるのも近況ノートの仕様といえば仕様でして。で、いっぺん言ってみかったんですよね、これ。じゃあ、最後に。話しが長えよ!」

10件のコメント

  • おお、綺麗!!
    しかもなんて素敵な額縁!

    帽子をなくす話、座付き作家に乗り移られて仙人が語ってくれました。

    うーむ、サフィの重力魔法は最強だからこそ、帽子を失くしようがないわけですね。活火山のマグマの中にでも落とさない限り。
    しかしなぜそんなところに近付くんだという・・・

    と思っていたら河童(ただし別個体)に乗り移られて一瞬前の会話もできなくなるとは!
    恐ろしや!
    新手の精神魔法か!?
  • 綾森れん様(ポイント③)

    イタコ系の口寄せで、お礼を述べて良いものやら…しかし、憑依系は使えるぞw

    綾森さんから頂いたFAは大學ノオト版にして既に額に入っています。コンビニのカラーコピーなんですが、物体化すると、これが実に良いものです。手で触れるとか、そんな感覚がモニタ画面にあるのとは随分と違うような。

    いずれ、三枚の額入りFAを並べたショットを披露しようかとも。
    撮影場所のロケハンもまた楽しい♪


    帽子の新調するパターンは、どれもイマイチ。

    ①ある所にお地蔵さんが雪を被って寒そうにしていたので…
    いや、雪道行かないし、お地蔵さんがある世界観じゃないしw

    ②戦友の墓標に載せて去る…
    いや、戦死しないし、それ松本零士のコミックで見たやつだしw

    難しいな。そもそも戦闘で傷んだ服を縫製するとか、ファンタジーに限らず、創作物では、その辺の表現は普通カットするし。うむむ。
  • こんにちは。

    これまた、素敵なファンアートです!
    額縁が荘厳です。
    こちらを振り返るサフィの髪の毛がさらさらなびいているのも、良いですね。
  • 加須千花さま(ポイント①)

    ボンソワール♪

    額に入れると、また味わいが出てきて画像とはかなり印象が変化しました。
    アートが日差し溢れる南国感たっぷりなので、屋外での撮影を思い付き、鞄に入れて一緒にさ迷ったりも。

    ファンアートを額に入れるスタイルを流行らせたいのです。
  • すごーいっ、素敵!
    これは良い物ですねぇ。

    ……おぉー。良いなぁ。
  • @hikageneko様(ポイント①)

    アズールブルーの衣装、髪の毛の色に秋空を合わせてみました。
    額に入れてうろうろ歩いたので、思い出深い宝物になったのです。
  • わ〜綺麗!

    白、アンティークなちょい金色。
    そしてブルー系!!
    凄く爽やかで上品な感じ〜

    とうもろこしばたけ?
  • 蜂蜜ひみつ様(ポイント①)

    手前味噌ながら、割と調和している感じがします。陽射しに溢れた元のファンアートが良いんですけれど、イメージが膨らみました。

    緑の丘は児童公園の小さな築山で、高さ2メートルくらいかな。近所の子供が遊んでいましたが、追っ払って撮影したのですw
  • 蝶番祭様、猫田猫様、おはようございます。
    先ほど、溢れる思いを詰め込みましたレビューを投稿させて頂きましたのでお時間のございます時に内容のご確認をお願い申し上げます。ネタバレであるぞよ、修正を求むぞよ、などはいずれもご対応申し上げますので、お手数ながらどうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 豆ははこ様(ポイント③🎉)

    マタタビや 旅券交付で また旅や

    ときめき感のあるレビュー、有り難う御座ゐ〼。
    化け猫…じゃないや、某局職員に代わって、座付きのほうから御礼申しあげまする。

    微調整など滅相もありません。直後に詠み人っぽい方々からフォローが来たり、感謝の気持ちでいっぱいでしゅ。
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