🧿🧿【自分のホラー短編に戦慄したる事】🧿🧿
何回か元原稿に目を通したはずだけれど、いざ公開してみると、思わぬ箇所に予期せぬ誤字脱字があって、閉口したり、自己嫌悪に陥ったり…
執筆者なら誰しも、さうした経験があるものと存じ〼。
斯く云ふ小職も半年前、まさかの誤字脱字に強い衝撃を受け、満足に昼寝も出来ない程に落ち込んだことがありました。
年初、某小説投稿サイトに、試験的にホラー短編をアップし、微妙な評価を得ました。そして、同作を春先にカクヨムで連載を始めた際、なんと第一話の冒頭、しかも三文字目に脱字があることを発見して慄然としたのです。
その時点で初投稿より、二箇月ほど経過していました…これが本当の怪談で、ホラー作品で一番胆を冷やしたのが、作者だったという、そんなオチです。
三文字目での誤字脱字は、ウェブ小説界広しと雖も、最速記録かも。題名、若しくはペンネームで誤字る粗忽者も居さうですが、しかし、三文字目は普通ないでせう。非常識かつ記録的で、そこはかとなく誇らしい。
🧿🧿【なぜ誤字脱字は尽きぬのか】🧿🧿
嘗てはウェブ版の校正サイトを使っていました。「テキスト処理ツール」「Enno」等です。しかし前者は、使用する旧文字や不愉快表現への拘りが強く、登場人物の七割強がハンディキャップを持つ『曲藝團』は、三行に一回の頻度で叱られる始末。
説教が多い割に、完全な脱字を見逃したりして、その仕事っぷりに疑問を抱き、ついには憎悪に発展。コピペすら面倒になって使わなくなりました。
そもそも、繰り返しチェックしたのに何故、誤字脱字が尽きないのか。公開した直後に誤字を発見することも稀ではありません。どうも納得がいかず、狐に摘まれた気分にもなります。
思うに、事前の確認段階で誤字脱字は巧妙に姿を隠しているのではないか。検証する書き手側に、わざと姿を示さず、隠れているのです。そして、公開した瞬間、ひょっこりと出現し、書き手を嘲笑う。
そんな妖怪じみた輩と結論付けました。公開して観測するまで存在/結果が未確定の「なんちゃらデンガーの猫」みたいな感じです。ある種の超常現象と申せましょう。
もう諦めました。もう戦いに疲れ果てました。吾、敗北せりです。奴は肉眼では捉えられぬのです。
🧿🧿【みんなで集めよう誤字脱字ポイント】🧿🧿
校正サイトも当てにならず、自分の眼も頼りない。そこで此度、誤字脱字ポイント制度を設計・運用する手筈になりました。題して『誤字ラ警報』。
コメ欄で誤字脱字を指摘して頂いた読者様に対し、一箇所につき、①ポイントを贈呈。⑤ポイントに達すると、カクヨムの「ギフト」を漏れなくお送りするシステムです。
既に試験運用段階で、沖ノキリ様が⑥ポイントをゲット。『〜黒魔道士』のとある回で見事なハットトリックを決められ、現在二巡目のターンに入られています。尚、内々で、以下の二名様が隠れポイントをお持ちです。
ちくわ天。様=②ポイント
蜂蜜ひみつ様=①ポイント
蜂蜜さまは、誤字と思われる箇所を過去に指摘頂き、その際のレスで「誤字ラ警報」の着想を得たことへの御礼的なものです。
作品等で誤字脱字を目撃した際の対応は様々と承りますが、小職の場合は、春先の恐怖体験もあり、有り難く受け止める次第で、発見の際は容赦なく申告して頂ければ幸いです。
一方、自分が他の作品で誤字脱字を見掛けた場合は、無視します。いきなり初コメがアレだと嫌われちゃうかなとか、ビビって、そっ閉じです。
制度的には『詠み人〜』を除く諸作品に拡大し、レスポンス及び近況ノオトは対象外とさせて貰っちゃおうかな。そこら辺はノリで書き飛ばしているので。
尚、⑤ポイント到達の方は、当該のレスで報告差し上げる他、近況ノオトで取り上げることはなく、粗品の発送を以って発表に変えさせて頂きます。
皆様のご応募をビビりながらお待ちしており〼。
🧿🧿🧿追記🧿🧿🧿
ちなみに『〜黒魔道士』の序盤から中盤に掛けて、短刀のダガーを「タガー」と誤表記していますが、そちらは今夜辺りか近日中に訂正する所存です。たぶん十箇所以上に及ぶ。
これ、FF○の頃から今まで「タガー」だと思ってたしw
最近になって絵文字の「†」(=ダガー)を知り、失神しそうになった…いや、嘘です。失禁はしましたが、失神はしてません。
「それ、マジなん? でもって、まーた今回も話が長えよ。」(パドゥメ談)
「結局、誤字脱字を人様に丸投げとは…心持ち、見苦しくも感じられるのであります」(極夜談)