夏の夜に相応しい怪談でもありませんが、実を申しますと、先月の初め、奇妙な現象に悩まされておりました。
『詠み人〜』を連載していた頃のことです。徒然に短歌を詠んでは移り行く季節に思いを馳せていた時期…いきなり、嘘を申しました。短歌を詠んだ記憶は殆どありません。
しかし、ミステリアスで、人智では計り知れない事柄です。
カクヨムの仕様で謎めいているのが、誰かに送った所謂「お星さま」が、三個にならず、どうしても一ケになってしまう不可解な現象。これが多発し、ある方に対して連日付け直すという不体裁が起こり、一向に解決しませんでした。相手側にはどう反映されるのか、かなり心配です。
基本も何も、誰であれ小職が星一ケを付与するということはあり得ません。どこかで申しましたが、星一ケは「貴女は少し美人ですね」「貴兄は、ややイケメンかも知れません」という評価も同然で、褒めるどころか貶しているに等しい。喧嘩の売り言葉です。
それは分かっていても、星が一ケになる現象は解決しない。星を三つ打ち、少し発酵させる感じで数分待っても結果は同じ。このままでは「星一ケ作者」の汚名を着せられてしまう…
若干の危機感を強めつつ、試行錯誤を繰り返して創作論的なものをサーチしても回答は見た当たらず、テーマとしてもない。みんなそこで躓いたりしてないのかな?
そんな折、単純な作業で自己解決しました。
適当に押すのではなく、右上にある「作品情報」のボタンを押し、そこから星の部分に行って「三個並べる」。結構、簡単な作業で、これで星一ケになる怪奇現象は収まりました。めでたしなのです。
続いて、何とも気になる「コメ欄」の「削除」ボタンの謎に迫りました。
これ、折角コメントを頂戴したのに、返信しようとして、うっかり「削除」を押してしまいそうになるものです。隣にあるなんて実にリスキー。
そこで、この地雷もどきの「削除」ボタンを実際に押したら、どうなるのか? 有志の協力とご厚意を得て、過日、実験しました。実験でも怖えーよ。
①
まず、赤い「削除」の横にある「?」マークにポインタを合わせると「作者は自分の小説についているコメントを削除することができます」という白抜き文字が出現します。これまでポインタを合わせることすらなかった…
②
で、いよいよ削除の時です。赤い「削除」ボタンをポチッ💀
おお、即削除にはならず、警告文が出ます。(下のスクショ三ケ合成画像の下段参照)
「コメントを削除してよろしいですか? この操作は元に戻せません」
他のウェブサイトでも見たことがある定型の警告です。良かった。うっかり削除するケースのない親切設計でした。そして、そこにある「OK」ボタンを押すとあっさり頂戴したコメントが消えます。作者からのレスも同時に消滅する仕様だったでしゅ。
なぜ、コメ欄の削除ボタンがあるのか…アンチコメ対策ではなく、二重送信などの処理用とも思えますが、どうでしょうか? これが存在する理由は不明のままです。
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続いて、余談です。いや、告知を装った宣伝です。
先日から、完全新作となる純文学風長編の執筆をスタートさせました。まだ調子が出ない感じで、ノロノロかも。こちらはカクヨムコン9向けです。あのコンテストは、晩秋くらいかと思ってたら、例年、十二月初めのようですね。知らんかった。掲載の配分が大幅に狂ったような。
で、その兼ね合いもあり、分割を模索していた「眠れない黒魔道士のための夜想曲」は、第八話から明後日(八月十一日)から順次アップします。ストックはそこそこあって、今月初めに第十一話を脱稿したところです。
「夜想曲」は、隔日ペースで公開する予定ですので、宜しくお願い致します。八話からプロットを真剣に練る作業をしてみたら、逆に消化する小ネタが増えて短編とは言えない規模に膨らんでいる…
それでもって、脱稿した第十一話で終わることもなく、序列三位のキャラを登場させたり、今現在、巡礼路のどの辺りなのか、作者も知る由がないという。まあ、転換点になる重要エピソードを出し渋っているのが、原因なんだけども。
また、純文学風新作で視点を置いた語り部役が、なんだか猫田猫っぽくてヤバい雰囲気です。言動がセクハラ上等の邪道系キャラとあって、封印&粛清したはずなのに、ふと蘇る…化け猫に取り憑かれてしまったのかも知れない。
「話しが長えよ!」(パドゥメ談)