先程無事に、「公開スケジュール」を設定いたしました。
カクヨムはサクサクとこの手の作業が出来るので、楽ちんです❤
→noteでは「連載機能」がないため、逐一リンクを設定せねばならず、面倒💦
さて、「出陣(5)」でがっつり弟に怒られるなるみん。
https://kakuyomu.jp/works/16817330661491248711/episodes/16818093079610643187実際のところ、鳴海が「借金」を誰に打ち明けたのかは、不明です。
ですが消去法で行くと、「弟」である衛守の可能性が高いかなあ……というのが、私の推測。
実は、史実では鳴海と衛守が兄弟というのは、あまり取り上げられません。衛守も名門彦十郎家の次男なので、藩の重要任務を色々と任されていてもおかしくないのですが、いかんせん次男なので、史実上の扱いが雑なんですよね^^;
水野好之氏(二本松少年隊を知らしめた功労者)が「副隊長」の存在を明らかにしなかったら、鳴海の弟ということすら伝えられなかったでしょう。
3歳差の兄弟ですが、これくらいの年の差というのは、良きライバルにもなります。
私自身も3歳下の妹がいまして、子供の頃は喧嘩などもしながら成長しました。
そんな経験も踏まえながら、衛守は鳴海の良き理解者として時折登場させています。
多分、衛守様がこれだけ登場した作品というのも、「鬼と天狗」が初めてかもしれません。
(そもそも、戊辰戦争時代以前の二本松を扱うのが、珍しい……)
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そして、衛守様に関しては「戊辰戦争前は、須賀川に住んでいた」説がありまして。
これは多分裏付けは取れない……と思いますが、名字がかつて須賀川を治めていた「二階堂」、そして須賀川の市原氏が白河藩&守山藩の御用商人を務め、かつ二本松の給人となっていたこと等も考慮すると、何らかの藩命を受けて衛守が須賀川に住んでいた……というのは、十分考えられるのではないでしょうか。
「見栄っ張り」の気質がある鳴海も、しっかり者の弟がいれば、弱音も吐き出せたでしょうし、頼りにしたと私は思うのです。
また、衛守は戊辰戦争の城下戦で戦死しますが、彼の妻(アサ)のお腹の中には、子供が残されていました。
戦後、鳴海が当主であった彦十郎家では、しばらくの間、その子を養育していたようです。
(名字が「大谷」信謹になっているので、まず間違いないです)
戦後の大変な時代に、自身の妻も失った鳴海がどのような思いで弟の遺児を育てていたのか。
やはり、兄弟の絆を感じずにはいられません。