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もう一つの安達ケ原

noteでは「桜レポ」をお伝えしたところで、まだ他の情報についてはアップできておりません^^;
実は10日、かの有名な「黒塚」にも行ってまいりました。
→安達ケ原ふるさと村と黒塚は、ほぼ地続きです。

そこで、観覧料400円を払って見てきたのは……

鬼婆(岩手)が人を殺すために使っていたという包丁だとか、胎児の生き肝を入れたというツボだとか。
なかなかホラーな世界でした💦
さすがに私も、写真撮影をする気にはならず……。呪われそうじゃないですか。

そんな中で、比較的穏やかな?のが、この「鬼婆が住んでいた」と伝えられている「笠石」です。
まあ、岩手も可哀想な人というか。

ざっくりあらすじを説明すると、ことの発端は、「主であるお姫様が子供に恵まれず、その悩みを解決するために胎児の生き肝を集めていた」という話なんですよね。
ですが、ある夜岩手を訪ねてきたのは、行方知れずになった母を探しに来た娘夫婦で、そうとは知らず、娘夫婦を殺害してしまった……というお話。

結構歌舞伎や能の演目にもなっているので(実際、市川家のポスターもあった)、ご存知のかたも多いかもしれません。

女の業というか、悲哀と言うべきか……。
ホラーなのですが、どこか物悲しさを感じさせる伝承です。

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