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十右衛門からなるみんへのお手紙3

前話「藩公上洛」に続き、次の「虎落笛」でも、十右衛門からなるみんへのお手紙を披露する予定です。

いえ、披露と言っても全部自作ですので、なんだかんだで苦労しているのですが^^;
幕末の男性が書くお手紙は、概ね漢文調のはずなのですが、実際の歴史・時代小説で殆どその手合のお手紙を見かけないのは、多分作者自身が作らなければならないのが、非常に面倒だからだと思ふ……。
私も、自分以外では浅田次郎先生の作品(多分、壬生義士伝)くらいでしか見たことがありません。

そんなわけで、現在途中まで草稿を作ったところです。
ここから先、各種史料を参考にしながら、敬語やら相応しい言葉のセレクト、そして句読点の消去作業などを経て、ちゃんとそれっぽいお手紙になる予定です。
→現在、2/3ほどまで現代語訳から文語文に直したところです。

それにしても、前話といい今回の虎落笛といい、何気に大活躍の十右衛門。
従来の二本松藩関連の作品では、割と甥っ子の「三浦権太夫」ばかりが目立っている観がありましたが、ここまで十右衛門が重要な役割を果たした作品は、なかったのではないでしょうか。
結構探索方としても優秀(多分)な様子を見せてくれる人物なので、どうぞ、本文の登場までしばしお待ちくださいませ!

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