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面倒くさい丹波様・十右衛門

最新話を公開して、残り話数のストックも少なくなってきました。
新しい話を書きたいところですが、本業で新規のテストライティングが入ったもので、しばしお待ちを。
久しぶりの構成+ディスクリプション(ネット検索で最初に出てくる要約文のこと)作りまで入っているので、ちと手間がかかるんです。

ところで、今回の「丹波様」。
何か書いている本人ですら、「めんどくせー」というキャラに成長しつつあるなあ……と感じております(苦笑)。
家老座上という地位なのですが、他藩の家老クラスと比較しても、明らかに市史や藩史でスルーされがちな、彼。
親子2代で「丹波」を名乗っているため、父富訓(父丹波)に対して子富教(子丹波)と分けているのですが、東和町史などを読み進めると、「丹波様のとばっちり」を受けた話が、ちらほら……。

ただし、他藩(結城市史)の記録では、家出してきた勝知公を庇ってみたりと、割と人情家の面もあるんです。
何か、色々と鬱屈というか屈折していそう^^;


また、なるみんの友人として設定している十右衛門(義制)も、なかなか濃いキャラ。
「直違の紋~」でもちらっと登場していますが、7/29の二本松城落城の後、中島黄山に影響されて「恭順」に逆らおうとした榎本武揚の暗殺を目論んでいたという話も。
「その機会に恵まれなかっただけ」というのは、本人談ですが、なかなか危ないキャラです^^;

榎本武揚は、命拾いしましたね(苦笑)。
また、榎本武揚については、なるみんのライバルというか同期の尊攘派として登場している安部井清介も、バチバチとやりあった記録が残されています。
カクヨムでは公開していませんが、noteで短編のエピソードに盛り込んだので、ご興味の有る方はどうぞ!

https://note.com/k_maru027/n/n2812a02472a2?magazine_key=mf5f1b24dc620

「直違の紋~」では、剛介の眼の前で丹波を詰っていますが、剛介の絡みはともかく、あれも藩史に出てくるエピソードです(苦笑)。
どうもとことん子丹波様と相性が悪そうなんですよね、この人。
それでも、藩史の「丹羽貴明」(以後、子丹波までのエピソードが書かれています)のところで、「丹波に取り立てられた」人員の中に、十右衛門の名前も連ねられていますから、やはり父丹波に可愛がられていたのかなあ……というのが、私の推測。
タイムスリップしたら、十右衛門にインタビューを取ってみたいものです(笑)。

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