K.Higashi

高嶺の花に近づきたくて近づけなくて。 私はあなたになりたいけれど、私はあなたになれない。 夢を追いかけ諦めかけ、それでも前を向く私たちの物語だ。 　――――――――――――――…

今の学生なら、きっとどこかで、似たような経験をしている人がいる。 全て当てはまらなくても、どこかしらで共感できるような、そんな失恋のお話です。

＊必ず最後まで読んでください。 「10数えたら、さよならしよっか」 黄昏時の浜辺で、隣に座った妻がそう言った。 「10数えたら、さよならをしよう。」 今度は僕が言う。果たし…

実話なんだなこれが

昔書いた短編です。 置き場がないので置いておきます

宇宙の片隅で起こった生存と死へ、私のSFバージンを捧ぐ。 (第二回こむら川小説大賞　謎のストクリス賞受賞作品） (テーマ: 擬態)

コンビニでホットコーヒーと一緒に春を買った。 ▢第三十三回文学フリマ東京短編集『雨と音』掲載作品

夏が、終わって征く。

優斗と葵は昔からの腐れ縁。 小さいことからずっと一緒に遊んでいた。 そんな2人が、ある約束をする。 「だ、だ……だからね────」 これは慌ただしくも切ない、約束の物語。

【第4回カクヨムWeb小説短編賞・最終選考対象作品】 －短編（読了時間 約２分）－　 　高度な文明の発達した星から、３人の宇宙人が地球に来た。 　地球人は友好をはかるため、…

　バブル時代から頭角を現し、麻薬と臓器の闇売買で暴利を貪る指定暴力団『達成会』会長、羽田　牧夫。病的な用心深さで知られる彼を追い詰めるべく、刑事の『俺』こと段警部と彼の部下達は細…

「ええっ！ きいろい服のおっさんが殺されただって！？」 「ウッキィィ！？」 ※リスペクトだから。 まじリスペクト。

主人公の名前は掛川時雄。症状が悪化したのは席替えをしてからです。（裏設定） KADOKAWA『５分で読書　扉の向こうは不思議な世界』収録作品の改稿前原稿です。

スノーボールアースの終末＆再生ものです。 二人称に挑戦してみたくて、書きました。 3600字ほどの掌編ですので、お気軽にどうぞ♪

総理である棚村「たなむら」はある日幻覚を見る。 それは未来の映像。 宇宙からの占領。 それを見た時、行動せざるを得なかった。

戦争が勃発しのちに終結した。今は戦災復興真っ最中だ。だからうららかな春の空の下、勝者たる僕たちは彼らを見守る。地雷撤去は危険な作業だ。カクヨムWeb小説短編賞2019中間選考通過…

延期された2020年。 緊急事態宣言の収まったころ、日本政府は2020年を取り戻すことを決めた。

この物語は、私自身が実際に体験した事を元に書きました。多少の脚色はあるもの、このお話に書いたのは全て実話です。 うつ病を発症しながらも働いていたマサトの職場に、音信不通になって…

何をするにも平均値。普通をコンプレックスとする男子高校生、山田太郎が、自分の個性を身に付けるべく奮闘するお話です。 全てにおいて普通の人は存在するのでしょうか。

KAC6の応募作のつもりでしたが、またしても文字数オーバーしてしまいました。折角なので載せます。 17で家を出て以来東京で暮らすならず者の孝太郎は、ある日パチンコ屋の帰りにテレ…

僕と彼女は互いに銃を向け合う。詳細な理由は不明だ。ただ彼女が敵だったというだけ。 ※シベリウスの「樅の木」を聴きながらこの小説を読むと、さらに楽しめると思います。聴かなくても楽…

哲学者カントは毎日規則正しく散歩をしていた。その規則正しさは、人々がカントを見て時計の針を直すほどであった。そのカントがある日二十分遅刻した。それが原因で夫婦喧嘩が起きる。さてこ…

仲間がタコ壺にだまされて釣り上げられる中、哲学的なタコは厭世的になって自殺をはかるが失敗する。いよいよタコは断食自殺を決行するが──。

自主企画『短編書き下ろし企画【九龍城】』短編 あの頃の九龍に住む私の青春の思い出。

エルン・ステッチはアーランド王国の王都郊外の小さな町に病院を構える医療魔法士だ。 ある日、エルンは国王陛下直々に亜人の身体検査を依頼される。 亜人の研究を進めていくうちにエルンは…

「はいどうも！現場リポーターのキャチーです！今日はこの地球という星にやってきましてですね、この星に住んでいる皆様にこの星の支配者を聞いてみたいと思います！」

地球最後の日、そんな日でも僕は彼女と上海蟹を食べる。