原題:The Call of the Wild
先日、某文庫に所収のものを読み終えた。
読んでよかった。
なぜ読んだのかといえば、
ロバート・E・ハワード(映画「コナン・ザ・グレート」の元ネタを書いた人)に影響を与えた作品の一つだから(ある評論による)。
つまりは「コナン・ザ・グレート」系のファンタジー(Sword-and-Sorcery, ヒロイックファンタジーと呼ばれるもの)の源流をたどるために『荒野の呼び声』を読んだ。
軽く内容に触れると、
本作は大自然の荒々しさを描き出した作品といえる。本作は、何回も日本語訳された。そのなかで、忠犬物語として紹介されることもあったらしい。
だが、わたしは荒野、野生、といった雰囲気のほうを強く感じた。大自然には憧れるけど、とうてい自分には堪えられない。と、後ずさるような空気が本作には詰まっている。
最後に、本書は100年ほど前のアメリカ文学だ。詳しい事情はググれば出てくるので省く。わたしがあれこれかいても、又聞きや孫引きになるだけだろう。
(文章力をあげるためには書き続けよと、ものの本でよんだので書いてみた)